「シンガポールのおいしいローカルケーキ屋を知りたい」
という方に書いた記事です。
日系のケーキ屋だとハズレは少ないですが、皆が知っている店ばかりで、目新しさに欠けますよね
日本人界隈で知られていないローカルのケーキ屋の場合、当たりはずれの振れ幅が大きいですよね。
そんな中、ローカルに人気の隠れ家的パティスリーで、おいしいケーキを見つけましたので、紹介します。
ローカルに人気の隠れ家的ケーキ屋はHDB内に/Ciel Patisserie
Ciel patisserie(シエル・パティスリー)は、2012年9月にオープンしたフレンチパティスリーです。
移り変わりの激しいこのシンガポールで、オープンから8年以上もシンガポーリアンに愛されている人気店です。
Ciel Patisserieは、パヤレバ空軍基地の西側、Hougang地区にあります。
HDB内にひっそりと佇んでいますので、一見するとそこにケーキ屋があるなんて気づきません。
下の写真の中央黒い車の後ろに店がありますが、遠くから見るとそんな雰囲気はないですよね。
フランスでケーキ作りを学んだCharaさんがシンガポールで創業
Ciel Patisserieは、フランスにある料理学校の名門 ル・コルドン・ブルー・パリを卒業したChara Lumさんが、この場所にオープンしました。
高いクオリティのケーキなのに手ごろなローカル価格が魅力
このCiel Patisserieの魅力は、次の3点です。
- お手頃価格(5~7 SGD)
- 高いケーキクオリティ
- 日本人界隈で有名な店ではないので、手土産で持参したときに目新しさがある
価格設定は、有名店のお高いケーキ(8 SGD~)や、ローカルパン屋の破格の安さのケーキ(3~4SGD)の間の空白地帯を埋める、5~7 SGDという独自路線。
お手頃な価格設定にもかかわらず、ケーキのクオリティも妥協していません。
目立たない立地で賃料を低く抑えて、価格に反映しているのかもしれませんね。
また、パントラーなどの有名店などと違って、まだあまり日本人界隈で知られていないので、手土産で持っていくときにも、いい話題になります。
ケーキ & クッキーの紹介
我が家が店に到着したのは、15時過ぎでしたので、4種類はすでに売り切れてしまっていましたが、12種類のケーキがまだ並んでいました。
今回テイクアウトしたケーキ4種
12種類のケーキから、我が家は5種類をテイクアウトしました。
まずこちらが、ストロベリーショートケーキです。
クリームの見た目が、ちょっと生クリームっぽくなかったので、残念クリームかと思いきや、おいしいクリーム。
ぬるくなってくると、日本の生クリームとは少し違う味がします。
スポンジは、米粉パンみたいにきめが細かくて、とても軽いです。
スポンジがクリームの水分を吸ってなくていい感じ。
スポンジの間には、スライスイチゴがしっかり入っていました。
次のケーキが、エキゾチック(Exotique)です。
パッションフルーツ味のババロアとココナッツがなんとも南国っぽいハーモニーで好きです。
こちらは、ローズ(Rose)です。
ラズベリーローズのババロアが何とも新鮮な味です。
下のベース部分がサクサクでいいアクセントに。
日本ではバラ味のケーキはあまりないので、抵抗があるかもしれませんが、全然いやな味はしないです。
スイーツとしてのバラって感じです。
次のケーキは、BLANCです。
ゆずムースの上にマンゴソースが乗っています。
ゆずムースの味は控えめですが、中にジャム感強めのゆず入っていて、結構主張してきます。
とにかくゆずが主役です。
最後が、Bombeです。
Bombe=爆弾という名にふさわしい、丸いフォルムと美しい光沢が特徴です。
チョコレートムースの中にフレッシュブルーベリーが入っていて、いい意味で意表を突かれます。
ヘーゼルナッツを混ぜたサクッとしたベースが面白いです。
普段からいいチョコを食べ慣れている方からすると普通のチョコかもしれませんが、おいしいチョコを使ってるなと感じました。
その他のケーキ
今回テイクアウトしたケーキ以外に店頭に並んでいた他のケーキについてもご紹介。
まずはティラミスです。
そして、こちらは、チョコレートキャラメルタルトとキャロットケーキ。
こちらは、チョコレートアーモンドタルトとオペラ。
そしてこちらが、アールグレイとオンデオンデ。
最後にご紹介するのが、ブラウニーです。
オリジナルクッキー
ケーキ以外に、オリジナルクッキーも売っていました。
Ciel Patisserieのドリンクメニュー
紅茶、煎茶のメニューがこちら。
の3ブランドの茶葉を楽しめます。
この中で気になったのが、メニュー左下のRoji by Gryphonです。
日本の茶葉を使ってシンガポール流にアレンジした煎茶です。
- メロン満腹(煎茶+ハニーメロン)
- ミルキーポップコーン(煎茶+バタースコッチアロマ風味のポップコーン)
など、かなり攻めてます(笑)
一部の茶葉は店頭で販売しています。
こちらが、コーヒー&その他のメニューです。
この中では紫芋ラテが気になります。
Ciel patisserie 店内の様子
店内はこじんまりとしたシンプルな造りで、席数も12席ほど。
店の外にも、いくつか席があります。
誕生日ケーキ用キャンドルも売っています
誕生日用のキャンドルも売っていますので、バースデーケーキの購入も安心です。
カラフルなキャンドルの他に、ゴールド調のキャンドルも売っていました。
ケーキ箱の外観とのテイクアウト時のポイント
テイクアウト用箱はシンプルなデザイン
テイクアウト用の箱は、白地の天面にロゴが入ったシンプルなタイプ。
端数のケーキは別容器に入れられる
テイクアウトするときの注意点のひとつ目は、一部のケーキは箱ではなく、別容器に入れられてしまうことです。
他のケーキたちは箱に収められているのに、1個だけ透明容器に無造作に入れられ、明らかに待遇に差が。
詳細の条件は不明ですが、
- 箱に入らない端数のケーキ
かつ
- 背が低いケーキ
のときに、別容器に詰められると推測(笑)
透明なパックに入れられると、急に総菜っぽくなります。
このアンバランス感を楽しめる友人宅に手土産で持っていけば、ネタとして盛り上がれそうです。
テイクアウト時に保冷材はもらえない
ローカルケーキ屋あるあるですが、テイクアウトでも保冷材はもらえません。
保冷剤を家から持参する必要があります。
特に、透明容器に入れられたケーキは、シンガポールの暑さで、あっというまにぬるくなります。
アクセス
Ciel Patisserieは、パヤレバ空軍基地の西側、Hougang地区にあります。
公共交通機関の場合
最寄りのMRT駅は、Serangoon 駅です。
Serangoon駅は、オレンジ色ライン(Circle Line)、紫色ライン(North East Line)が通っています。
Serangoon駅からは、バス(53, 53M, 45, 113, 62)で約10分です。
車の場合
車の場合は、HDB内に有料駐車場があります。
また、タクシーの場合は、下記が目安です。
- オーチャードから20分
- ノベナから15分
Ciel patisserie の基本情報
店名 | Ciel patisserie |
住所 | 124 Hougang Ave 1, #01-1444, Singapore 530124 |
営業時間 | 月曜 – 日曜 11時~20時 |
公式HP | http://www.ciel.com.sg/ |
おまけ:隣には地元で人気のアイスクリーム屋が
このCiel Pattiserieの隣には、Lickersというアイスクリーム屋があります。
こちらも人気店で、店外に待ち列ができていました。
次回ぜひ試してみたいです。
まとめ
- Ciel Pattiserieは、HDB内にある隠れ家的フレンチパティスリー
- ローカルに人気で8年以上も地元で愛されている
- お手頃価格なのに、高いクオリティのケーキ
- 一風変わったお茶も楽しめる
- テイクアウト時に端数のケーキは、透明容器に入れられる
- 隣には、人気のアイスクリーム屋がある
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