バレスティアのWhampoa Food Centreにある午後限定ホーカーに行ってきました
Whampoa Food Centre は、バレスティアにあるローカル感あふれるホーカー(屋台村)です。
この記事を読むと次のことがわかります。
- バレスティアについて
- ホーカーとは?
- バレスティアのホーカーの雰囲気
- おすすめローカルグルメ
Whampoa Food Centreにあるウェットマーケットについては、「ノベナのウェットマーケットで地元民気分で買い物はいかが?」に詳しく書いています。
バレスティアは古き良きシンガポールの面影が残る街
「バレスティア(Balestier)」は、ノベナの北東、バレスティアロード(Balestier Road)沿いにあるエリアです。
ここには、近代的な都市国家になる前のシンガポールの面影が今も残り、ノスタルジックな街です。
郊外の雰囲気にもかかわらず、都心のオーチャードから車で10分とアクセス良好。
バレスティアには、手ごろな価格のホテルが十数軒あります。
その中では、バリュー ホテルバレスティア (Value Hotel Balestier)が有名です。
バレスティアからは、
- リトルインディア
- チャイナタウン
- ブギス
- オーチャード
など、主要観光地にバスで簡単にアクセスできます。
そのため、予算を抑えたい観光客の宿としても、悪くないエリアです。
ホーカーとは、世界文化遺産にもなった「屋台村」のこと
「ホーカー」とは、小さな店舗が軒を連ねる「屋台村」のことです。
多民族国家のシンガポールらしく、
- 中華系
- マレー系
- インド系
- 西洋
- スイーツ
- フレッシュジュース
など、様々な料理を安価に楽しめます。
バレスティアでローカルグルメを楽しむ
この記事では、バレスティアにある午後限定のホーカー「ワンポア ドライブ ブロック90(Whampoa Drive Block 90)」を紹介します。
このワンポワドライブブロック90は、バレスティアにあるWhampoa Food Centreの一部です。
「Whampoa Food Centre」はこんな方におすすめです。
- 観光客向けホーカーではなく、生活感のあるホーカーに行きたい旅行者
- バレスティアロード沿いのホテルに泊まる旅行者
- ノベナでホーカーを探している在住者
Whampoa Food Centreは大きく3つのエリア(建物)に分かれています。
- 朝食~ランチ限定ホーカー:ブロック91
- ランチ~ディナー限定ホーカー:ブロック90 ←本記事
- ウェットマーケット(生鮮市場):ブロック92
午後だけオープンするWhampoa Drive Block 90
こちらがWhampoa Food Centre の Block 90 にある午後限定のホーカーです。
ホーカー内には約90軒のストール(屋台)が所狭しと並んでいます。
営業時間は、店舗によってまちまち
ブロック90は 「ランチ~ディナー」のみの営業と書きましたが、実際の営業時間は店舗によってまちまち。
ランチから営業している店もあれば、3時ごろにオープンして深夜まで営業する店もあります。
どうしても行きたい特定のストールがある場合は、営業時間の事前確認が必要です。
Whampoa Drive Block 90のストール紹介
それでは、数多くの店の中から、厳選して紹介していきます。
薬膳スープ:Simmer Soup
「Simmer Soup」は薬膳スープの店です。
薬膳スープは、シンガポールのホーカーに行くと必ず1軒は店があるくらい、シンガポーリアンにとって身近な料理です
このSimmer Soupのメニューがこちら。
今回注文したのは、この「Tea Tree Mushroom Black Soup」です。
店の看板によるとこのスープの効能は「増免疫力」とのことで、今の時期にピッタリ。
Tea Tree Mushroomは、日本語で「柳松茸」というみたいです。
持ち帰ったTea Tree Mushroom Soup がこちら。
大きな鶏肉の塊とともに、枝のようなTea Tree Mushroomがたっぷりと入っています。
スープの味がしみたTea Tree Mushroomは、2日目のキノコごはんに入っているキノコみたいで、日本人にとってなじみのあるどこか懐かしい味です。
鶏肉はしっとり柔らかく、身が骨からするっと離れました。
一緒に注文したパンプキンライスは、日本の炊き込みご飯のような味。
味はやや薄めです。
不思議だったのは、パンプキンライスを頼んだはずなのに、かぼちゃ感はなぜかゼロ。
キャベッジライスに近かったです。
スープとライスを合わせて6.3シンガポールドル(約500円)。
持ち帰り容器代はとられませんでした。
ローカル料理なのに何だかホッとする味で、胃が疲れてこってりしたローカルフードを避けたいときにもおすすめです。
女性受けもよさそうです。
ローミー:Traditional Ror Mee
次は、ローミー専門店「Traditional Ror Mee」です。
ローミーは、八角などのスパイスが効いた濃いめのとろみのあるスープが特徴の麺料理。
特徴的な風味を出す八角に、好き嫌いが分かれますが、私はローミーが好きです。
麺の上に下の写真にあるような
- 鶏肉フライ
- 魚フライ
- 煮卵
などの具が小さく切られて載ります。
注文すると、店員さんが持ち帰り容器にスープだけ用意してくれましたので、自分で
- ニンニク
- チリ
- パクチー
を好きなだけ入れます。
こちらが「Fried Fish &Fried Chicken Loh Mee」5シンガポールドル(約400円)です。
ローミーとしては、可もなく不可もなくで、特に特筆すべき点はありませんでした。
魚フライに骨が多くて少し食べにくかったなで、持ち帰りの方がいいかもしれません。
エッグタルト:Qinde
おやつとしておすすめなのが、こちらの「Qinde」のエッグタルト。
店頭においしそうなエッグタルトが並んでいます。
<エッグタルトの価格>
- 1個:1.5ドル(約120円)
- 6個:8ドル(約640円)
6個買ったら、こちらの箱に詰めてもらえました。
持ち帰り袋は、軽いタッチのデザイン。
袋と箱がもう少しオシャレなデザインだったら、手土産にも使いやすいのですが、これもまたよし。
箱の中には、エッグタルトがきれいに並んでいます。
サクサク感は、最強のエッグタルトだと思っている「50 years」には若干負けるけど、レベルが高く、オススメできるおいしさです。
離乳食後期くらいの子どもにも食べさせられる優しい味で、おやつにおすすめです。
アボカドミルク
このホーカーでは、フレッシュフルーツを使ったジュースも楽しめます。
おすすめは、こちらの「アボカドミルク」2.5シンガポールドル(約200円)。
飲む前に写真を撮るのを忘れたので、だいぶ飲んでしまいましたが、こちらがアボカドミルク。
アボカド半身とミルクをその場でジューサーに入れて、濃厚でクリーミーなアボカドミルクを作ってくれます。
ホーカー飯に抵抗がある方でも、指差し注文で買えるので、ハードル低めです。
2.5ドルと値段が安いので、初めてのアボカドミルクにもぜひおすすめ。
ベトナム料理:Viet Quen Vietnamese Food
様々な国の本格的な料理が楽しめるのも、シンガポールの醍醐味。
このホーカーには珍しく、ベトナム料理がありました。
こちらの生春巻きは4個で6シンガポールドル(約480円)。
- エビ
- 豚肉
- 麺
- 野菜
が、もちっとした皮に包まれていました。
ピリ辛ソースと相まっておいしいです。
パクチーとミントを足して2で割ったような、スースーする不思議なハーブが入っていました。
こちらのBun Nem Buongは、8シンガポールドル(約640円)。
写真右に入っているつくねみたいな正体不明の肉が、日本人にもよく合う味付け&ジューシーでやたらとおいしかったので満足度高め。
写真では見えませんが、白い麺の下には、野菜がたっぷり入っていてヘルシーです。
ホーカー飯としては、やや高めですが、リピ決定。
生春巻きとBun Nem Buongの両方に麺が入っていてかぶったので、どちらかにすればよかったと少し後悔。
アイスクリームサンド:屋台
こちらは、チャイナタウンなどでも見かける移動式のアイスクリーム販売です。
といっても、普通のアイスではなく、好きなアイスを食パンやウエハースに挟んでもらうタイプです。
1個1.2シンガポールドル(約100円)です。
その他の気になっている店
「Singapore Fried Hokkien Mee」は、行列ができていたので、あきらめましたがホッケンミーの人気店です。
空いているときにぜひ一度トライしたいです。
夕方からしか営業しないので注意してください。
Singapore Fried Hokkien Mee 営業時間:
- 月~金:3:30PM – 1:30AM
- 土、日:2:00PM – 1:30AM
- 木曜定休
こちらのチェンドル屋にも行列ができていました。
こちらは、好きな魚を選んで、料理してもらう店です。
写真の左下に見える切り身は、エイです。
日本ではなじみのないエイですが、シンガポールではスーパーでも売っています。
フレッシュフルーツの店もありました。
食べやすいサイズにカット済みなので、パパイヤなどの南国フルーツを気軽に楽しめますよ。
トイレは有料(10セント)
このホーカーのトイレの利用は有料で、10セントかかります。
入り口横のカウンターにいる係員に支払います。
Whampoa Food Centreへのアクセス
公共交通機関でのアクセス
<最寄りのバス停「Opp Balestier Point」または「Opp Blk 104」に停まるバス>
21, 124, 125, 130, 131, 139, 145, 186
オーチャード、ブギスなどからバス1本でアクセスできます。
<所要時間>
- オーチャードから約20分
- ブギスから約25分
ちなみに最寄りのMRT駅は下の2駅ですが、最寄りなだけで近くありません。
駅から歩く場合は、ちょっと気合いがいります。
- ノベナ駅(Novena)/ 赤色ライン(North South Line)から徒歩20分
- ブーンケン駅(Boon Keng)/紫色ライン(North East Line)から徒歩15分
車でのアクセス
都心から近いので、タクシーでさくっと移動するのもオススメです。
<所要時間>
- オーチャードから約10分
- ブギスから約10分
まとめ
- Whampoa Food Centreはバレスティアにある
- Whampoa Drive Block 90は、Whampoa Food Centreの一部で、午後のみ営業
- 営業時間は店舗によって違うので注意
- 特におすすめなのは
- 薬膳スープ「Tea Tree Mushroom Black Soup」
- ベトナム料理「Bun Nem Buong」、「生春巻き」
- Qindeの「エッグタルト」
- アボカドミルク
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