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海外赴任が決まったけど、何から準備をしたらいいのかわからず、途方に暮れていませんか?
私がシンガポールへの海外赴任の内示を受けたのは、赴任の4か月前でした。
いざ赴任準備を始めようにも、私の職場に実用的なノウハウの蓄積は無し。
駐在中の前任者に聞いたり、書籍やネットで調べながら手探りの赴任準備でした
先が見えないと不安だと思いますが、今何をすべきかがわかると、気持ちが少し軽くなります。
この記事では、私が赴任準備をしたときに知りたかった「赴任が決まった直後にまずやること」をまとめています。
これから海外赴任される方のお役に立てればうれしいです。
この記事のモデルケース
海外赴任前準備の内容は、人によって大きく異なります。
そこで、下のようなモデルケースの場合で紹介します。
- 赴任先 : シンガポール
- 赴任期間:1年以上(未定)
- 家族帯同赴任(遅れて渡航)
下に挙げた項目は、人によって大きく異なるので、ここでは詳細を省いています。
- 持ち家の貸し出し、売却
- マイカーの売却
- 子どもの学校、幼稚園探し
海外赴任準備リスト:赴任が決まったらすぐにやること
海外赴任が決まって、まずやることは、次の2つです。
渡航前健康診断
赴任が決まってすぐにやることのうち、特に渡航前健康診断は大切です。
なぜなら、この健診で医師からGoサインが出ないと、赴任できないからです。
年1回の定期健診とは異なり、渡航前健診ではより多くの検査項目があります。
そのため、これまで見つからなかった何らかの異常が見つかることが多いです。
実際私の職場でも、この渡航前健診で大きな病気が見つかり、赴任取り消しになった事例がありました。
私の場合は、渡航前健診でポリープが見つかって精密検査が必要になりました。
精密検査の結果は問題なしで無事に赴任しましたが、この忙しい時期にさらに追い打ちをかけられました。
渡航前健診結果が出てから、赴任ビザの申請など本格的な準備が始められるので、早めに受診しましょう。
海外赴任の情報収集
赴任までの限られた時間で、効率よく準備をするためには、準備の全体像を把握しておくことが大切です。
私は下記の方法で情報収集しました。
- 書籍
- 説明会(勤務先主催)
- ネット
この中で、今振り返って準備の全体像をイメージするのに一番役に立ったのは、実は書籍です。
何でもネットに載っている時代ですが、
- 最低限知っておくべき内容が体系的に網羅されている(大切な情報の抜け漏れを防ぐ)
- 情報が信頼できる
のは書籍でした。
海外赴任が決まってすぐに読んだおすすめ本
私は、海外赴任準備を始めるにあたり、こちらの本3冊を地域の図書館で借りて一気に読みました。
正直言うと、これらの本に載っている情報は、ネットで探せば、どこかには書いてあると思います。
でも、ネットの難点は、情報があふれすぎていていることです。
あれもこれも気になって読んでいると、時間がいくらあっても足りません。
そういう意味でも、
の2冊は、必要な情報が網羅されていて、まず始めに読む本として役立ちました。
3冊目のシンガポール駐在員の完全ガイドは、どちらかというと海外赴任者を送り出す人(人事?)向けです。
でも、シンガポールの教育、医療事情など国別情報が書かれており、そこが参考になりました。
この駐在員の完全ガイドシリーズは、シンガポールだけでなく、
など、赴任国別に出版されています。
中国版は、パソコンでAmazonページにアクセスし画像をクリックすると、一部試し読みができます。
会社主催の渡航説明会がある場合は参加する
私の勤める会社では、同時期の海外赴任者を集めた渡航前説明会が、赴任2か月前にありました。
そこでは、
- 赴任準備にあたって会社がやってくれること
- 海外赴任中の待遇(給与、住宅、福利厚生など)
- 会社規定(家族帯同、一時帰国、休暇など)
など、主に会社の制度についての説明がありました。
このタイミングで、
- 会社費用負担の範囲
- 引越し荷物の容量制限(ポイント制?上限あり?)
- 引っ越しの段取り
- 赴任先の住宅(家賃上限、家探しの方法)
- 車の貸与があるか
- 海外医療保険の適用範囲(歯科医療を含むか)
- 家族の渡航時期(本人と同時?時間差?)
などをここで明確にしておけると、よいですね。
持ち家の売却・貸し出しの情報収集
成約までに時間がかかる自宅の売却、賃貸貸しについての情報収集もすぐに始めましょう。
持ち家がある方は、海外赴任中もローンは支払い続けるのに、それを空き家にしておくのはもったいないですよね。
海外赴任を機に
などの例は、私の同僚からもよく聞きます。
売るにせよ、貸すにせよ、成約まで数か月かかることが多いです。
まだ時間に余裕のあるこの時期に早めに動き始めましょう。
自宅を売るなら
私の同僚の中には、
- いつ帰任できるかわからない
- どこに帰任するかわからない
ことを踏まえて、赴任前に自宅を売却してきた人もいます。
査定なんてハードル高そう、、、
と思うかもしれませんが、いまはオンラインで簡単に調べられます。
すぐに売る気はなくても、いくらで売れるのかを把握しておくだけでもオススメ。
自宅を貸すなら
以前の私は、海外赴任中だけ家を貸すなんて、そんな都合のいい話はないと思っていました。
ところが、同僚が2年間の期限付きで自宅マンションを貸して赴任してきました。
聞いてみると、意外にも期間限定で家を借りたいという賃貸ニーズがあるのですね。
自宅を売る気はないけど、空き家にしておくくらいなら貸したい、
と言う人は、賃料相場をチェックしておくと具体的なイメージが沸きますよ。
治療を完了させる(歯科、脱毛など)
赴任先によっては、医療費が高額だったり、十分なレベルの医療を受けられない場合があります。
医療用語の英語は難しいので、必要な治療は日本語で受けておくのが安心です。
また、脱毛などパッケージですでに日本で契約しているものも、計画的にやりきっておきたいですね。
- 歯科治療
- 脱毛
- エステ
医療レベルが高く、日本語対応が充実している赴任国の場合は、それほど慌てる必要はないと思います。
まとめ
海外赴任準備でやることは山のようにあります。
そこで、まずは海外赴任が決まって、「すぐにやるべき準備」に絞って、2つ挙げました。
- 渡航前健康診断を受ける
- これをパスしないと、本格準備を始められないので早く受診する
- 赴任準備の情報収集をする
- 短時間で準備の全体像をつかむためには、ネットより書籍がオススメ
- 勤務先主催の渡航説明会があれば参加
- 次の情報は早めに押さえておきたい
- 赴任準備にかかるどの費用が会社負担なのか
- 引越し荷物の容量制限
- 赴任先の住宅の条件
- 車の貸与があるか
- 現地医療保険の適用範囲
- 家族の渡航時期
- 治療の完了
- 日本で受けたほうがよい治療は完了させておく
- 歯科治療
- パッケージ契約しているものも忘れずにやりきる
- エステ
- 脱毛
- 日本で受けたほうがよい治療は完了させておく
渡航前健診を無事にパスしたら、いよいよ本格的な準備がスタートします。
赴任までの残り時間を考えると、つい焦ってしまいますが大丈夫です。
何とかなります。
ひとつひとつクリアしていきましょう。
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