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海外赴任準備リスト3:渡航前日~1か月前にやったこと編

海外赴任準備
ナナフシ
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いよいよ海外赴任まで1か月を切りましたね

仕事の引継ぎや手続きなどで、かなり忙しくされているのではないでしょうか。

私の場合は、赴任直前に引継ぎのために現地に出張していたので、とてもバタバタしてました。

この記事では前回に続いて、「本人渡航の前日~1か月前にやること」をまとめています。

赴任まであと少しです。

あせらず、着実に準備を進めていきましょう。

前の記事>>渡航1か月前~3か月前にやったこと編

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<本人の渡航準備>

  1. 赴任が決まった直後にやること編
  2. 赴任1か月前~3か月前にやること編
  3. 赴任前日~1か月前にやること編 ←この記事

<帯同家族の渡航準備>

  1. 帯同家族の渡航準備やることリスト
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この記事のモデルケース条件

海外赴任前準備の内容は、人によって大きく異なります。

そこで、下のようなモデルケースの場合で紹介します。

  • 赴任先 : シンガポール
  • 赴任期間:1年以上(未定)
  • 家族帯同赴任(数ヶ月遅れて渡航)

下に挙げた項目は、人によって大きく異なるので、ここでは詳細を省いています。

  • 持ち家の貸し出し、売却
  • マイカーの売却
  • 子どもの学校、幼稚園探し

海外赴任準備リスト:渡航前日~1か月前にやったこと

本人渡航の渡航前日~1か月前にやることは、こちらのアイテムです。

これらについて、順番に解説していきます。

現地住まいの下調べ・希望条件検討

海外赴任先での家の探し方は、

  • 赴任国
  • 勤務先

によって違いますが、大きく2つのパターンです。

  • 前任者が住んでいた家を引き継ぐ
  • 自身で新たな家を探す

私の場合は後者で、会社が指定する現地の不動産エージェントを通して、予算内の物件を自分で探す方法でした。

内覧は、現地に行ってからしかできませんが、不動産サイトや現地学校のHPで渡航前に情報収集できることがあります。

  • 主な物件タイプ(コンドミニアム、一軒家)
  • エリア、間取りと家賃相場
  • 家の造り(トイレ、バスルームが複数ある、ベランダがない物件があるなど)
  • 家具付き物件の有無、備え付け家具の種類
  • 共用施設(ジム、プール、BBQピットなど)の種類
  • 子どもの学校のスクールバスが停まる物件

これをもとに、

  • 自分の予算で住めるエリア、家の間取り
  • 家のどんな条件が譲れなさそうか

などを把握できます。

事前に家族と相談したり、より的確な希望条件を不動産エージェントに伝えたりできます。

シンガポールに赴任した私は、事前にPropertyGuruという不動産情報サイトで、空き物件の内容やエリア、家賃相場を調べていました。

PropertyGuru は、シンガポール以外にも展開しており、

  • マレーシア
  • インドネシア
  • タイ
  • ベトナム
  • シンガポール

の5か国の賃貸情報を調べられます。

引越し荷物仕分け

引越し荷物は、最終的に5パターンに仕分けることになります。

  • 赴任先持っていくもの
    • 渡航時に持参する
    • 航空便で送る
    • 船便で送る
  • 日本に置いておくもの
    • 国内倉庫に預ける
    • 実家に預ける

この記事では、「本人のみが先に渡航し、あとで家族が渡航する」場合を想定しているので、本人渡航時の引越し荷物の仕分けは、基本的には

  • 渡航時に持参する
  • 航空便で送る
  • 船便で送る

の3パターンです。

私の場合は、

  • 現地ですぐに必要なもの → スーツケースに入れて持参
  • すぐには不要だけど、現地での生活に必要なもの → 船便で送る

の2パターンで荷物を運んだので、航空便は使いませんでした。

引越し荷物の手続き書類準備

海外赴任での引越し荷物は、税関手続きが必要になるため、さまざまな書類が必要となります。

引越し業者に確認の上、必要書類を早めに準備しておきましょう。

一部の書類は、引越し当日ではなく、事前に提出が必要です。

シンガポールに赴任した私の場合は、

  • パスポートのコピー
  • 出国を証明する書類(Eチケットのコピー)
  • 輸送契約書
  • 宣誓書

などが必要でした。

外貨(現地通貨)の準備

赴任直後に必要な生活費には、下記のようなものがあります。

  • 食費
  • 交通費(通勤、プライベート)
  • 生活必需品の購入
  • 銀行口座開設時の最低預入額
  • 電気・ガス・水道開通時のデポジット
  • 子どもの学校の入学金・授業料・スクールバス代

※赴任国によって違いあり

会社負担の費用でも、一旦建て替えが必要なものもあり、意外と出費がかさみます。

これらの費用は、現地の銀行口座に初回給与が振り込まれるまでの間、次のいずれかで支払うことになります。

  • 日本のクレジットカード
  • 現金(現地通貨)

ここで注意すべき点は、クレジットカードが使えない支払いが結構ある点です。

現地で現金が底をつくのは恐怖なので、私は外貨宅配を使って日本で事前に両替しておきました。

いろんな両替方法を比較して、実際に利用したのは 「外貨両替マネーバンク」 です。

  • 渡航前の忙しい時期に、自宅まで届けてくれる
  • 空港で両替するよりレートが良かった

ので、オススメです。

実際に外貨宅配を使ったレビューは、こちらの記事に詳しく書いてます。

>>外貨マネーバンクでトラブルなく両替できた感想とデメリット

航空券発券

ナナフシ
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すでに赴任時のフライトを予約していると思いますが、発券はお済みですか

私は海外出張のときにですが、発券期限を過ぎ、さらに旅行会社からの発券指示の督促メールを見逃し、自動キャンセルになってしまった経験があります。

その時は、出発日が近づいていたので、当初より高い運賃で再予約することになりました。

「自動キャンセルされた上にすでに満席」という最悪の事態にならないよう、発券済みかを今一度確認しておきましょう。

異動のあいさつメール準備

赴任前の最終出勤日は、業務の引継ぎ挨拶回りなどでバタバタです。

取引先や他部署のメンバーなどに、

  • 海外へ異動する旨
  • これまでのお礼
  • 後任者
  • 今後の連絡先

を知らせる異動のあいさつメールを事前に準備しておくと、最終日に慌てなくて済むので安心です。

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転出届(住民票を抜く)

ナナフシ
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転出届は、税金の支払いにも影響する大切な手続きで

俗にいう、「住民票を抜く」という手続きです。

転出届が必要な人

転出届が必要な人
  • 海外赴任・海外旅行で1年以上国外に滞在する人

1年以上国外に滞在することが、転出届が必要な人の条件ですので、1年未満の短期赴任の場合は、届け出不要です。

転出届を届け出できる期間(タイミング)

転出届の届け出期間
  • 転出予定日(出国予定日)の14日前から

転出届に必要な書類

転出届に必要な書類
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • マイナンバーカード、もしくは マイナンバー通知カード
  • その他の書類(市町村によっては、必要な場合あり)

マイナンバーカードやマイナンバー通知カードが必要なのは、海外への転出にあたって、一旦マイナンバーカードなどを役所に返納するためです。

返納したマイナンバーカードは、海外から帰任し、国内への転入届を出すと復活します。

受付時間、届け出方法を事前に確認する

転出届の受付時間届け出方法は、

  • 平日のみ受付可
  • 平日+土曜日午前に受付可
  • 郵送届け出可
  • 郵送での届け出推奨

など、市町村によって対応がまちまちです。

「手続きしたい日に窓口が開いていなかった」

なんてことにならないよう、市町村のウェブサイトを事前に確認しましょう。

「海外転出の旨が記載された住民票」が必要な場合は発行してもらう

まれに、銀行などに居住性変更(海外に転出する住所変更)の届け出をするときに、「海外転出の旨が記載された住民票」の提出を求められることがあります。

私の場合は、SMBC信託銀行から「海外転出の旨が記載された住民票の写し」の提出を求められました。

必要な方は、転出届のタイミングで役所に発行してもらいましょう。

補足:e転居は全くの別の手続きなので混同に注意

引越し時の手続きには、「e転居」という雰囲気が似た手続きがありますが、全くの別物です。

e転居は、郵便物を新住所に転送してもらう手続きです。

>>e転居を海外から延長するには?

空港までの交通手段を予約

海外出張と違い、海外赴任時の手荷物は多くなりがちです。

私の場合は、赴任時の手荷物量は、

  • スーツケース:2個
  • ボストンバック:1個
  • ビジネスバック:1個

と結構な量になりました。

これだと、最寄り駅までの徒歩、鉄道移動が悪夢です。

というか無理です。

  • あなたの荷物量は?
  • 空港までのルートは?
  • 大量の荷物を持って移動できる?

を一度考えて、

  • タクシー
  • エアポートシャトル

などを早めに予約しておきましょう。

まとめ

この記事では、「赴任前日~1か月前」にやる赴任準備をまとめました。

あとは、渡航日まで体調を整え、お気をつけて赴任してください。

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