伝統的なホーカーとは一味違う「パシリスセントラルホーカー」に行ってきました。
緑豊かなパシリスタウンパーク内にあり、釣り堀や子ども向けプレイグラウンドはすぐ目の前。
ホーカー周辺で一日過ごせるお気に入りの場所です。
パシリスセントラルホーカーセンターとは?
パシリスセントラルホーカー(Pasir Ris Central Hawker Centre)は、2018年に新世代のホーカーとしてオープンしました。
ホーカーとは、ストールと呼ばれる屋台を集めたシンガポールのフードコート的なスポットです。
シンガポールには、ホーカーがいたるところにあり、シンガポールの多様な料理を安く、手軽に楽しめるので、観光客に人気のホーカーもたくさんあります。
パシリスタウンパークの一角にあるホーカー
パシリスセントラルホーカーは、シンガポール東部のパシリスタウンパーク(Pasir Ris Town Park)という公園の一角にあります。
下の写真でプレグラの後ろに見えている建物が、パシリスセントラルホーカーがある建物です。
- 1~2階がホーカー
- 3~4階が駐車場
になっています。
ホーカーが入っている建物にしては、外観からしてずいぶん凝った作りですよね。
このホーカーから徒歩2分のところには、シンガポールで有名な釣り堀「D’Best Fishing」があります。
釣り堀については、「2020年最新 シンガポールで釣りができるエリアは?釣り事情は?」で、紹介しています。
2階はオシャレホーカー、1階は伝統的なホーカー
パシリスセントラルホーカーの作りは下記のようになっています。
- 2階:新世代のオシャレホーカー
- 1階:伝統的なよくあるタイプのホーカー
まずは、1階の普通のホーカーです。
よくあるタイプのホーカーで、新しいため全体的にきれいですが、特に特色がある感じはしません。
2階に上がる階段とエレベータの場所がわかりにくいので、1階の普通のホーカーだけ見て、2階に気づかずに過ぎてしまう人もいると思います。
2階へは、
- 両端に3か所ある非常階段のような階段で上がる
- 中央にあるエレベータで上がる
の2通りのルートで行けます。
では、さっそく2階に上がります。
2階には、若い世代のオーナーが経営するストールが22軒あり、他のホーカーにはないオリジナルメニューが並んでいます。
ホーカー文化を若い世代にも受け継ぎ、盛り上げていこうという試みでオープンしました。
各店のデザインも、従来のホーカーとの差別化を意識しています。
こちらは、西洋料理の店。
そして、こちらはタイのBBQスチームボードの店。
こちらのドリンクストールは、他ではあまり見ない珍しいドリンクやアルコールを多く扱っていました。
Teh Tarik(シンガポールでポピュラーな飲み物)の店もこの通り、ちょっとオシャレ。
2階のホーカーは、テーブルやイスなどのインテリアも普通のホーカーとは一味違い、ハイテーブルやスタンディング席などいろいろな種類のテーブルがあります。
こちらのご家族が座っているような、ローテーブルもいくつかありました。
実際に座ってみましたが、幼稚園児にぴったりのサイズ。
ホーカーのイスは固いものがほとんどですが、このイスはクッション付きでGoodです。
また、いたるところに、手洗いスペースがあるのも、子どもがいると助かります。
天井には大きなファンが回っていて、適度に風があるので屋根付きオープンエアですが快適でした。
外に目を向けると、パシリスパークを見渡すことができます。
左下に少し見えるのが、子ども向けのプレイグラウンドです。
ホーカーにしては珍しく、公式HPがあります。
オススメのストール3選
気になるストールはいろいろありますが、実際に私が食べたことのある店の中から、3店舗をご紹介します。
- Tasty Street(和牛丼)
- Prawnaholic(プロウンミー)
- FINS & FEATHERS(フィッシュ&チップス、チキン)
TASTY STREET(和牛丼)
「Tasty Street」で注文したのは、「WAGYU BEEF」というオシャレな丼ぶり。
値段は、通常のホーカーより若干高めの6.5シンガポールドル(=約520円)
ブラウンライスの上に
- 柔らかい和牛
- 半熟卵
- コーン
- 付け合わせ野菜
が乗っていました。
牛肉は中がレアで仕上げてあり、とても柔らかくおいしかったです。
PRAWNAHOLIC(プロウンミー)
「PRAWNAHOLIC」は、現代風にアレンジしたプロウンミー(Prawn Mee)が人気の店です。
「Prawnaholic=エビ中毒」というネーミングセンスがなかなか。
プロウンミーは、エビの頭と豚の骨の旨味が凝縮されたスープが特徴のシンガポールの麺料理のひとつ。
とても気になりましたが、行列ができていたので、この日は断念。
(2021/1/20追記)
比較的待ち列が短い日がありましたので、ついにプロウンヌードルを食べることができました!
「Special Prawn Noodles」は6.5シンガポールドル(約520円)
麺は、3種類から選べます。
- Yellow Mee
- Thick Beehoon
- Kway Teow
- Mix
私は、「Mix麺」を「Dry」でオーダー。
この「Prawnaholic」のプロウンミーの特徴は、注文が入ってから、ガスバーナーで1片ずつ丁寧にあぶられる豚肉です。
香ばしい豚肉と、エビのダシがよく出たスープがなかなかでした。
FINS & FEATHERS(フィッシュ&チップス、チキン)
そして、もう1店舗はこちらの「FINS & FEATHERS」。
「クリスピーチキン」と「ライムバターライス」のセットで5.5シンガポールドル(約440円)
- 表面がサクサクのチキン
- ポテト
- コールスロー
- ライムバターライス
サクサクチキンと、ポテトが実においしい。
無料のきれいなトイレが2階にある
ホーカーのトイレは、あまりきれいとは言えないところが多い、かつ有料だったりしますよね。
でも、ここのトイレは違いました。
気持ちよく使えるきれいなトイレで、しかも無料でした。
目の前にプレイグラウンドがあるので、子どもも大満足
パシリスセントラルホーカーの目の前には、子ども向けのプレイグラウンドがあります。
下の写真は、ちょうど昼時で人が減ったときに撮ったのですが、その前後の時間は子どもたちでにぎわっていました。
アクセス
パシリスセントラルホーカーは、シンガポール東部にあります。
- タクシーの場合:チャンギ空港から15分
- MRTの場合:最寄りの「Pasir Ris」駅から徒歩5分
「Pasir Ris」駅は、緑色ライン(East West Line)の終点です。
パシリスセントラルホーカーセンター まとめ
- パシリスセントラルホーカーは、シンガポール東部のパシリスタウンパーク内にある
- 1階は普通のホーカー、2階が新世代ホーカーで若手オーナーが経営する店が並ぶ
- ホーカーの目の前にプレイグラウンドがある
- 無料のトイレがきれい
- 今回紹介した店は
- TASTY STREET(和牛丼)
- Prawnaholic(プロウンミー)
- FINS & FEATHERS(クリスピーチキン)
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