イーストコーストパークに、新たな無料プレグラ「Coastal PlayGrove(コースタルプレイグローブ)」がついにオープンしました。
オープン初日の2021年3月28日にさっそく遊びに行ってきましたので、ご紹介します。
人気のMarine Coveがオープンしてから5年ぶりに、満を持して誕生した最新プレグラには、
- シンガポールで最も高さのある屋外アスレチック
- 高さ12mからの滑り台
- 水遊びプール
など、子どもの好奇心を刺激する遊びがそろっています。
普段なかなかプレグラに合格点を出さないうちの子が、
「このプレグラ好き!」
と即答したCoastal PlayGroveの写真をたっぷり載せていきます。
Coastal PlayGroveはイーストコーストパークにオープンした無料プレグラ
イーストコーストパークは、全長15㎞のビーチ沿いに広がるシンガポール最大の公園で、年間750万人が訪れます。
イーストコーストパークと言えば
- Marine Cove(マリンコーブ):アスレチック中心のプレグラ(2016年オープン)
- Bedok Jetty(べドックジェティ):海釣り公園
- Lagoon(ラグーン):水上スキー
- イーストコーストラグーン・フードビレッジ:海辺のホーカー
など、遊び場が盛りだくさんですよね。
そんなイーストコーストパークに新たにオープンしたのが、新プレイグラウンド
「Coastal PlayGrove」
です。
カタカナでは、「コースタルプレイグローブ」ですね。
オープン初日の2021年3月28日に行ってきました。
コースタルプレイグローブ の場所は、カトン(Katong)から徒歩15分
イーストコーストパークは全長15㎞もある広大な公園ですので、パーク内のどこにあるのか気になりますよね。
Coastal Playgroveは、広大なイーストコーストパークの中でもやや西寄りにあり、近くには
- Katong(カトン)
- ショッピングモール「Parkway Parade」
があります。
カトンエリアの西端からは、徒歩約15分です。
イーストコーストパーク内にある各施設の位置関係がはこんな感じです。
地図内の「Big Splash」が現在の「Coastal PlayGrove」の場所です。
Coastal PlayGrove の園内マップ
Coastal PlayGroveの園内マップがこちら。
この中で、メインは下記の3つです。
- C:垂直型アスレチック/Vertical Challenge
- D:すべり台/Slides
- B:水遊びプール/Water Play Area
順番にご紹介していきます。
プレイタワー(Play Tower)
Coastal PlayGroveで、ひときわ目を引くのが、ソフトクリームみたいな形のPlay Towerです。
高さは16mもあり、4階建てのタワーの中に、
- 4階建ての垂直型アスレチック
- トンネル型滑り台 × 2本
があります。
垂直型アスレチック(Vertical Challenge)
タワーの1階に行くと、まず見えるのがこちらの垂直型アスレチックです。
1階から4階まで続くアスレチック
ネットを張り巡らせたこのアスレチックは、タワーの中央にある吹き抜けを1階から4階まで貫いています。
各フロアの間はネットでつながっていて、自由に上り下りできます。
下の写真が1階部分です。
クモの巣状のネットを登って2階部分に行けます。
アスレチックは屋外ですが、下の方は日中でもPlay Towerに日差しが遮られていて、ひんやりしていて快適でした。
屋根はないので雨の日は、濡れると思います。
こちらは3階部分です。
足元はほぼ全面がネットですので、下を見ると3階から1階まで見えて結構スリリングです。
「足を踏み外しても絶対に落ちることはない」とわかっていても、つい慎重に歩いてしまいます。
各フロアには、
- ボルダリング
- ハンモック
- ジグザグブリッジ
など何かしらの遊具がありました。
そして下の写真がプレグラの一番上、4階部分です。
うちの子は、怖くなってしまいこのフロアにはたどり着けませんでしたので、外の通路から見学しました。
Play towerの上の方はさすが4階建てだけあって眺めがよく、カトンのコンドミニアム群が見えます。
実は、この4階建てのアスレチックには、3階部分にも入り口がありました。
「1階から4階までアスレチック内を登るのはちょっとムリ」というお子さんでも、このショートカット入り口を使えば、3階部分から入って4階に近道できます。
この入り口へは、アスレチックを取り囲むらせん状の通路を上がれば行けます。
この日は閉鎖されていましたが、2階、4階にもショートカット入り口が設置されていました。
※2021年4月2日追記
別の日に行ったら2階のショートカット入り口も開いていました。
混雑状況を見て開けるかどうかを判断しているのかもしれません。
身長110cm以上が対象
園内の掲示によると、「Vertical Challenge」の対象者は下記のとおりです。
アスレチックへの各入り口には係員がいて、身長についてはきちんとチェックしていました。
ただし年齢については、私が行ったときはチェックされず、幼児~小学生までの幅広い年齢の子とその保護者が遊んでいました。
混雑時は入場制限あり
アスレチックの各フロアに入れる人数には、制限があります。
私が15時くらいに到着したときは、待ち時間ゼロで自由に入れましたが、時間帯によっては入場規制していました。
トンネル滑り台(Slides)
このPlay Towerには、アスレチック以外に、長いトンネル型スライダーが2本あります。
トンネルすべり台は4階から一気に滑り降りる
Play Towerにある2本のすべり台の高さはそれぞれ、
- 2階から:高さ7.3m
- 4階から:高さ11.9m
もあり、結構高いところから滑り降ります。
横から見るとこの通り。
高い方のすべり台は、くるっと1回ひねって滑りおりていきます。
見ているだけでワクワクする滑り台です。
子どもを遊ばせる名目で来ましたが、むしろ大人の私の方がテンションが上がっていたのは秘密です。
こちらが、すべり台の入り口です。
上から見ると、すべり台の出口がはるか下の方に見えます。
服装にもよると思いますが、実際すべってみるとそれほどスピードは出ませんでした。
外からはわかりませんが、トンネルの上半分はメッシュになっています。
トンネル内が明るいので、閉塞感のあるトンネルすべり台が苦手というお子さんも大丈夫です。
すべり台の推奨年齢
National Parksによると、このすべり台の推奨年齢は下記の通りです。
係りの方がすべり台の入口にいましたが、13歳未満の子でもOKでしたので、あくまでも「推奨年齢」のようです。
すべり台を使えない時間帯に注意
オープン初日は、15時頃でもすべり台を使えましたが、別の日に行くとこんな貼り紙がありました。
12時~16時はすべり台を使えないようです。
子ども向けパーティ施設?Once Upon A Time
Play Towerの2階部分には、「Once Upon A Time」という民間施設がテナントとして入っていました。
王室をテーマとしたドレスアップインドアプレイランドとのことです。
ウェブサイトを見ると、誕生日パーティ、保育的なサービスを提供しているようですが、詳細不明です。
この日は、ドレスアップした子どもたちをプリンセスの装いの先生(?)が迎え入れていました。
水遊びプール(Water Play Area)
紹介したいことがありすぎて、だいぶ記事が長くなっていますが、次は水遊びプールです。
じゃぶじゃぶ池と水が噴き出す小川
水遊びプールは、
- じゃぶじゃぶ池1、2
- 池の間をつなぐ小川
の3エリアでできています。
まずはこちらがじゃぶじゃぶ池です。
水深は30cm程度と浅く、ぎりぎり子どもが水に浸かれるくらいです。
暑い時間帯に行ったので、”冷たくて気持ちいいだろうな”と期待して足を入れたら、ぬるま湯みたいになってました。
子どもにとっては、その方が体が冷えにくくていいかもしれませんね。
同じ池を別の角度から見るとこんな感じ。
こんな池が、反対側にもう一つあります。
2つの池をつなぐ小川は、ところどころから水が噴き出しています。
子どもたちは、噴水をくぐったり、浴びてみたり、足でふさいでみたりと、とても楽しそうです。
水の深さは、水着を着ていない大人も一緒に遊べるレベルです。
でも、子どもたちが噴水の水をあっちこっちに勢いよく飛ばすので、濡れるリスク大です。
オープン初日なので、施設はぱっと見全体的にきれいです。
でも、近くで見ると噴水がきちんと取り付いていないなど、結構詰めが甘いところにシンガポールっぽさを感じました(笑)
水遊びプールを上から見るとこんな感じです。
反対側の端にも別のじゃぶじゃぶ池があります。
あえてこの水遊びプールの難点を挙げると、水遊び場の周辺に子どもを見守りながら大人が待機できるベンチが皆無です。
立ったまま子どもを見守るか、水際の段差に腰かけるしかなさそうです。
夕方になると日影が増える
水遊びプールには、日中はほとんど日影がありません。
でも、夕方になると、Play Towerの影が伸びてきて、一部が日陰になっていました。
夕方は混みますが、日中の強い日差しを避けたい方は、この時間帯がいいかもしれません。
夜はライトアップされる
辺りが暗くなってくると、水遊びプールの噴水部分が、ライトアップされていました。
20時までオープンしているので、一度夜の様子も見に行ってみたいです。
水遊びプールの推奨年齢
National Parksによると、水遊びプールの推奨年齢は下記のとおりです。
シャワーと更衣室も完備で安心
園内には、シャワー、更衣室も完備していますので、水遊び後の着替えも安心です。
こちらがシャワー、更衣室がある建物です。
トイレも併設しています。
更衣室の中には台があり、子どもを着替えさせるのに助かりました。
どうでもいい情報ですが、更衣室のドアのヒンジに虫の巣がきれいに並んでいました。
どんな虫が住んでいるのか私は気になります。
トイレ前には、水飲み場もありましたので、ボトルに水を補充することもできます。
自然遊びガーデン(Nature Play Garden)
Play Towerと水遊びプールの間には、自然遊びガーデン(Nature Play Garden)があります。
子どもたちは、自然な感じに植えられた草木の間を通りながら探検することができます。
木でできたテントの中には、焚火を模した小枝が並べられていました。
ここで、ままごと遊びをするのも面白そうです。
ガーデンの中は、色とりどりのきれいな花がたくさん咲いていました。
これはランの仲間でしょうか。
こんなトカゲも見かけました。
おそらく、Oriental garden lizardだと思います。
シンガポールのトカゲって、日本のトカゲよりだいぶ大きいですよね。
このトカゲは全長30cmくらいです。
オスは、繁殖期になると頭と肩が朱色に、のどが黒色に変化するようなので、まさに繁殖期のオスだと思います。
このあと、すごいスピードで木に登っていきました。
その他の遊び場
ここまでにご紹介したメインエリア以外にも、まだまだ遊び場があります。
ネット遊具 (Leisure Nets)
Vertical Challengeやトンネルすべり台はまだ早いというお子さんは、こちらで遊べます。
National Parksによると、ネット遊具の推奨年齢は下記です。
芝生広場(Event Lawn)
緩やかな丘になっている広い芝生広場です。
ところどころに大きな木があるので、木陰でピクニックするのにぴったりです。
砂場
「目の前にイーストコーストビーチがあるのに砂場が必要だろうか」とは思いましたが、大きな砂場が園内にあります。
ビーチと違って突然の大波にさらわれる心配はありません。
Outdoor Classroom
黒板とチョークが置いてあり、自由に書き込みできるようになっていました。
そして、黒板の前には、丸太で作ったイスが。
野外教室にでも使われるのでしょうか。
ちょっとした休憩にも使えます。
Coastal PlayGrove のレストラン・カフェ情報
Coastal PlayGroveには、レストラン、ファーストフード、フードコートなど飲食店が充実しています。
手ぶらで来て、つい長居してしまっても
- ランチ
- おやつ
- 夕食
のどれも園内の食事スポットでカバーできます。
Coastal PlayGroveの食事スポットのラインナップはこんな感じです。
Coastal PlayGrove の飲食店について詳しくは、「Coastal PlayGroveのレストラン・カフェガイド」にまとめています。
プレグラの目の前はビーチ
イーストコーストパークは海岸沿いの公園なので、Coastal PlayGroveもビーチ直結です。
目の前のビーチに出れば、リゾート感満載のイーストコーストを散策できます。
Coastal PlayGrove の雰囲気
欧米系の方が多く住んでいるイーストコーストエリアなので、他エリアよりも欧米系の子どもたちが多く遊んでいて、インターナショナルな雰囲気でした。
他エリアのプレグラ同様に、日中の暑い時間は人が少なく、日差しが弱まる16時ごろから一気に人が増えてきました。
日本の公園って17時くらいになると子どもたちは帰り始めますが、シンガポールの場合、夕方から混んできますよね。
営業時間
以下の3施設には、営業時間があります。
- 垂直型アスレチック/Vertical Challenge
- すべり台/Slides
- 水遊びプール/Water Play Area
入園は無料
これだけ充実した施設で無料なのは、さすがシンガポール。
子育て環境の整備に力を入れていることもありますが、財力が違います。
アクセス
Coastal PlayGrove は、シンガポールの南東部にあるイーストコーストパーク内にあります。
チャンギ空港から中心地に向かうときに通る高速道路(ECP)からも見えますよ。
最寄りの観光地は、カラフルなショップハウスが立ち並ぶ町、カトン(Katong)です。
車でのアクセス
車でアクセスする場合は、Coastal PlayGrove目の前のイーストコーストパーク「B2 Car Park」が最寄り駐車場です。
下の地図はオープン前のものなので、Coastal PlayGroveが「Big Splash」と表記されています。
タクシーで行く場合、所要時間は下記が目安です。
- MRT Paya Lebar駅から:10分
- MRT Dakota駅から:10分
- チャンギ空港から:15分
- オーチャードから:15分
ドロップオフが、Coastal PlayGrove 内にあるのでタクシーを降りたら目の前です。
バスでのアクセス
バスで行く場合、バス停「Amber Gardens」または「Opp Amber Gardens」での下車がオススメです。
<所要時間>
- バス停「Amber Gardens」または「Opp Amber Gardens」からは徒歩12分
バス停「Amber Gardens」または「Opp Amber Gardens」で降りた後は、下の地図の道順でCoastal PlayGrove に向かいます。
実際に歩いてみると、結構わかりにくいので写真を載せておきます。
1.Amber Hotel の前を右に曲がる
2.Chinese Swimming Clubの前を通過したらT字路を左に曲がる
3.Chinese Swimming Clubの別館の横にある小道を進む(これがわかりにくい)
4.高速道路ECP下の地下道「Amber Garden Underpass」に入る
5.地下道を出たらCoastal PlayGrove に到着!
<補足>
実は、Coastal PlayGroveのすぐ目の前にバス停「Opp P/G @ Big Splash」があります。
でも、
- バス401しか通らない
- 土曜午後、日曜・祝日のみ運行
- 一方通行で反対方面へのバスがない
など使い勝手が悪いですので、全然オススメできません。
また、21年1月10日時点で、この路線401はコロナの影響で運休していました。
(別件でこの401に乗ろうとバスを待ってたのにバスは来ず。実は運休していた、、、)
※最新情報は、SBS Transit公式HPでご確認ください。
まとめ
オープンを心待ちにしていたCoastal PlayGroveで遊んでみての我が家の感想は、
「こんなプレグラを待っていた」
です。
行く前は乗り気ではなかったうちの子が、Coastal PlayGrove からなかなか帰ろうとしなかったので、満足度が高いのは大人だけではないはず。
初めて行く場所で遊ぶのはワクワク感があって楽しかったです。
- Coastal PlayGrove は2021年3月28日にオープンした無料プレグラ
- メインの3施設
- シンガポールで最も高さのある垂直型アスレチック
- 高さ12mからのすべり台
- 水遊びプール
- シャワー、更衣室も完備
- 飲食店も充実で朝から晩まで滞在できる
- イーストコーストビーチも目の前
- 水遊びプール、垂直アスレチックは月曜定休
- すべり台は、12時~16時は使えない
バスでのアクセスがイマイチなのがネックですが、ぜひオススメしたい遊び場です。
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