イーストコーストパーク内にあるBedok Jetty(ベドック桟橋)で釣りができることをご存じですか?
週末朝には、シンガポールの釣り好きでにぎわう、海釣り公園的な釣り場です。
この記事では、そんなBedok Jettyについて
- どんな場所か
- どんな魚が釣れるのか
- アクセス
をシンガポール在住の釣り好きがまとめています。
シンガポールで釣りができるエリア、釣り事情については、「シンガポールで釣りができるエリアは?釣り事情は?」をぜひ参考にしてください。
シンガポールの海釣り公園 Bedok Jettyの特徴
![Bedok Jetty入り口にある看板](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-bedok-jetty-entrance.jpg)
Bedok Jetty(ベドック桟橋) はイーストコーストパークにある海釣り公園スタイルの定番釣り場です。
イーストコーストパークを管理する国立公園局(National Parks Board)のウェブサイトでも紹介されており、公認です。
かつて、軍事桟橋として使われていた石とコンクリート製の桟橋には、屋根付きシェルター、石のベンチが備えられています。 (一部略)桟橋は、沖に向かって300m伸びており、ベドックジェティはシンガポールで最長の桟橋です。
出典: 国立公園局公式HP
Bedok Jettyの特徴は下記の通りです。
- 釣り場が広い
- 開放感があり気持ちが良い
- 魚影が濃く、小さくてもよければ何かは釣れる
- 柵があるので、家族連れでも安心
- 週末は、時間帯によってかなり混雑する
- 交通の便が悪い
Bedok Jettyの様子
週末に行くと前日から泊まり込みで釣っている人も多く、夜明け前からすでに多くの人が準備をしています。
![夜明け前のBedok Jettyと釣り人](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-bedok-jetty-morning.jpg)
サビキ仕掛けを売っているアンクルがいる
早朝に行くと、自作のサビキ仕掛け(Tamban hook)を売っているアンクルがいるので、いつも彼から買っています。
極小バリと、糸状の飾りでできたサビキ仕掛けで、日本から持ってきたサビキより良く釣れますよ。
関連記事>>アミエビ使わないの?シンガポールのサビキ釣りスタートガイド
世話好きな釣り人が多め
日の出前は、準備をしたり、のんびり朝ご飯を食べたりしていた人たちも、夜明けとともに一斉に釣り始めます。
![Bedok Jettyから見たシンガポールの朝焼け](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-singapore-sunrise.jpg)
時間帯によってはこの通り、結構な人気っぷり。
![釣り人で混雑するBedok Jetty](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-bedok-jetty-crowded.jpg)
桟橋先端のT字部はこんな感じです。
![Bedok Jettyの先端部](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-bedok-jetty.jpg)
このBedok Jettyに行くと、シンガポールにも釣り好きが多いことを実感します。
私が使っている仕掛けを見て、アドバイスをくれたり、
「これを使ってみな」
とオススメの重りをもらえたり、世話好きが多い印象の釣り場です。
また、Bedok Jetty内は、すべてのエリアに柵があるので、家族連れでも比較的安心して釣りができます。
Bedok Jettyの雰囲気がわかるYoutube動画はこちら。
出典:AJVM Fishing
Bedok Jettyのデメリットは混雑
べドックジェティの最大のデメリットは、混雑することです。
週末の時間帯によっては、ご覧の通り、人気のポイントでは隣の釣り人との距離がかなり近くなります。
![混雑時のBedok jettyの様子](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/12/bedok-jetty-fishing-fisherman.jpg)
こんな間隔ですと、釣りを初めたばかりの方には、かなり狭いです。
隣の釣り人と糸が絡まるのが心配な方は、混雑ポイントを避けて、桟橋の根元寄りの少し離れた場所にするといいです。
でも、混んでるエリアの方がよく釣れます。
最寄りのトイレの場所は?
釣り場で困ることが多いのがトイレ問題ですよね。
最寄りのトイレは、桟橋の根元から西に約2分歩いたところにあるので安心です。
どんな魚が釣れる?
ベドック桟橋は、サビキで夜明けの時間帯に狙えば、何かは釣れる釣り場です。
私が釣ったことがあるのは、
クイーンフィッシュ(Queen fish)
![シンガポールのBedok Jettyで釣れたクイーンフィッシュ](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-queen-fish.jpg)
このクイーンフィッシュは、背中のとげに毒があるので注意が必要です。
毒がありそうな顔をしていないので、隣の人が、
「絶対に素手で触るな」
と教えてくれなかったら、うっかり触るところでした。
特に幼魚が危ないそうです。
サッパ(Tamban)
![シンガポールのBedok Jettyで釣れたサッパ](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-tamban.jpg)
サッパは、タイミングが合うとたくさん釣れます。
![ボウルの中に入ったシンガポールのBedok Jettyで釣れたサッパ](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-018.jpg)
この日は、サッパがたくさん釣れたので、南蛮漬けにして食べました。
骨が硬いと言われていますが、4時間ほど漬けて寝かしただけで、骨も柔らかくなっていていました。
脂や旨みが少ないので、焼く、煮るとかよりは南蛮漬けがいいと思います。
ヒメコトヒキ(Perch)
![シンガポールのBedok Jettyで釣れたヒメコトヒキ](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/singapore-fishing-area-perch.jpg)
このヒメコトヒキも多く釣れる日があるのですが、食べられるか微妙なので、いつもリリースしてます。
ダツ(Needlefish)
![Bedok jettyで釣れたダツ](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/12/bedok-jetty-fishing-garfish.jpg)
これは、私ではなく隣の家族連れが釣ったダツです。
細い長い口に鋭い歯が並んでいます。
引きが強いので釣れたら楽しそうです。
ホソヒラアジ (Ikan selar kuning)
![Bedok jettyで釣れたホソヒラアジ(kuning)](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/12/bedok-jetty-fishing-kuning-800x452.jpg)
ホソヒラアジは、目の横ではなく、上から黄色の線が始まるアジの仲間。
スーパーや魚屋では、マレー語表記の「Kuning(クニング)」という名前で売られています。
南蛮漬けにして食べたことがありますが、身がフワフワでおいしいです。
名前不明の魚もいろいろ釣れる
他にも名前のわからない小さな魚がいろいろ釣れます。
下の写真の魚は、体の表面が見る角度によっては、虹色に輝いていてきれいでした。
![Bedok jettyで釣れた名前のわからない魚](https://nanafushiblog.com/wp-content/uploads/2020/12/bedok-jetty-fishing-unknown-fish-800x452.jpg)
もし名前をご存じの方がいたら教えてください。
他に釣れる魚
ローカル釣り仲間の話では、私が釣ったことがある魚以外に、
- 小型のアジ科の魚:Selar, Kuningなど
- 大型のアジ科の魚:Trevally。別名Sagai(サガイ)
- ハタ科の魚: Grouper(グルーパー)
- 太刀魚:Hairtail
などが釣れているようです。
Bedok Jettyへのアクセスは?
Bedok Jettyに公共交通機関で行く場合は、バスで行けますが、最寄りのバス停からかなり歩きます。
楽に行きたい場合は、MRTのBedok駅(緑ライン)からタクシーかGrabで行くのがベストです。
まとめ
Bedok Jettyは、
- 釣り場が広い
- 魚影が濃く、小さくてもよければ何かは釣れる
- 柵があって家族連れでも安心
という海釣り公園タイプの釣り場です。
釣り初心者から玄人まで幅広く楽しめる場所だと思います。
私は、サビキ釣り、アジングで小物釣りを楽しんでいます。
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