シンガポール在住のナナフシです。
シンガポールエアショー2020に行ってきました
シンガポールエアショーは、2年に1度開催されるアジア最大のエアショーです。
飛行機好きの私にとって、海外エアショーはあこがれの祭典で、ずっと行きたかったイベントです。
この記事を読んでいるあなたも、エアショーに少しは興味があるのではないでしょうか。
この記事では、次回のシンガポールエアショーに行きたい方の参考になるように、
- 日程
- 当日の様子
- 会場のマップ
- チケット購入方法
- アクセス
などをかなり詳しく書いています。
参考になりましたら嬉しいです。
- 航空ショーって英語で何て言う?
- 海外のエアショーに行こう:シンガポールエアショーとは
- シンガポールエアショー2020の規模
- シンガポールエアショー2020 開催スケジュール
- エアショーの会場は、Changi Exhibition Centre
- エアショー会場へのアクセス
- エアショー入り口付近の様子
- 会場のレイアウトマップ
- 地上展示(Static Aircraft Display Area)
- デモフライト・アクロバット飛行(Aerial Display)
- 屋内展示(Exhibition Hall)
- エアショーグッズは屋内展示場で販売
- 飲食店の情報
- トイレ
- 開場時間
- チケット料金・購入方法
- シンガポールエアショー2020のよかった点
- 残念だった点
- 注意事項
- 次回の開催情報
- まとめ
航空ショーって英語で何て言う?
航空ショーは英語で、「エアショー(Air show)」と呼ばれることが多いです。
例えば、
- パリ エアショー(フランス)
- ファンボロー エアショー(イギリス)
- ドバイ エアショー(ドバイ)
あたりが有名ですね。
今回ご紹介するシンガポールで開催される航空ショーは、「シンガポール エアショー」と呼ばれています。
海外のエアショーに行こう:シンガポールエアショーとは
シンガポールエアショーは、2年に1度開催されるアジア最大の航空機展示会です。
隔年開催なので2021年のエアショーはありません。
飛行機好きな私は、シンガポールに赴任してから、このエアショーを楽しみにしていました。
海外でのエアショーは、日本の航空祭と違い、
- 日本では見られない飛行機
- レアなデモフライト
を見られるので、飛行機好きにはたまらないイベントです。
シンガポールエアショー2020の規模
今回のエアショーの開催は、中国で新型コロナが流行り始めた直後でした。
そのため、
- 出展予定1000社のうち、ボンバルディアなど80社が出展を取りやめ
- アクロバット飛行チームの一部がキャンセルに
- 混雑を避けるためにチケット販売数を削減
など、例年と比べて大幅に規模が縮小されました。
シンガポールエアショー2020の一般見学者数実績は、下記のとおりです。
これは、前回2018年開催時の約4分の1です。
今後のエアショーに行く方は、それを踏まえてこの記事を読んでいただくとよいと思います。
シンガポールエアショー2020 開催スケジュール
この7日間のうち、一般開放日は
の2日間だけです。
前半5日間は、商談目的のビジネス関係者のみが入場できるトレードデーです。
こちらが、エアショーの日程表です。
黄緑色の「Public Day」が一般公開日のことです。
エアショーの会場は、Changi Exhibition Centre
シンガポールエアショーの会場は、シンガポールの東端にある「チャンギ展示センター(Changi Exhibition Centre)」です。
Changi Exhibition Centreは、シンガポールのメイン空港であるチャンギ空港の東隣にあります。
アクセスについては、次で解説します。
エアショー会場へのアクセス
エアショー会場「Changi exhibition centre」へのアクセスは、注意が必要です。
会場へのアクセスは、実質シャトルバス一択
会場へのアクセスは、次の2通りです。
- 無料シャトルバス
- 自家用車(グループパッケージ購入者のみ)
このうち、ほとんどの人は、無料シャトルバスの一択です。
「自家用車」の乗り入れができるのは、グループパッケージというチケットを買った人のみです。
グループパッケージは、約200ドル(約16000円)の割高なチケットなので買うメリットがあまりありません。
また、会場につながる周辺道路は会期中通行規制されます。
会場に
- 自転車でアクセス
- 徒歩でアクセス
- 自家用車で送迎
- タクシーでアクセス
することはできません。
無料シャトルバスは「シンガポールEXPO」から発着
無料シャトルバスは、会場とは全く違う場所にある「シンガポールEXPO」という施設から発着します。
会場までの往復シャトルバス代は、エアショーのチケットに含まれていますので、追加料金は不要です。
こちらが、シンガポールEXPO内での様子です。
ここで金属探知機などのセキュリティチェック、チケットの確認を受けてから、会場へのシャトルバスに乗り込みます。
会場まではシャトルバスで約30分です。
エアショー入り口付近の様子
それでは、さっそく一般公開初日(2/15(土))に訪問したときの様子を紹介していきます。
こちらは会場にある、エアショーのメイン看板。
会場には、飛行機好きの大人だけでなく、家族連れも多く訪れていました。
入り口付近に、全体マップ、屋内展示マップ、出展者リストがあります。
会場のレイアウトマップ
こちらが会場のレイアウトマップです。
会場は大きく分けると
- 地上展示(Static Aircraft Display Area)
- 屋内展示(Exhibition Hall)
- デモフライト観覧スペース(Plaza)
- VIP用商談会場(Chalets)
に分かれています。
Chaletsは、各社がVIP顧客をもてなすための施設なので、一般客は入れません。
地上展示(Static Aircraft Display Area)
地上展示は、新型コロナのため例年に比べると、展示機数が圧倒的に少なかったですが、それでも私には十分見ごたえがありました。
地上展示について詳しくは、 「シンガポールエアショー2020に行ってきた(展示編)」へ。
デモフライト・アクロバット飛行(Aerial Display)
エアショーといえば、やはり私の楽しみはデモフライトです。
せっかくなら飛んでいる飛行機が見たいですよね。
今年の一般公開では、5機種のデモフライトと1チームのアクロバット飛行がありました。
デモフライト・アクロバット飛行について詳しくは、「シンガポールエアショー2020に行ってきた(デモフライト編)」へ。
屋内展示(Exhibition Hall)
シンガポールエアショーでは、屋外展示や、飛行展示以外に、屋内展示も見逃せません。
- ボーイング、エアバス、三菱スペースジェットなどの航空機メーカー
- ロールスロイスなどのエンジンメーカー
- 航空機部品メーカー
- シンガポール空軍
- シンガポール最大手の航空宇宙企業であるST Engineering
などが、屋内施設にブースを構えています。
屋内展示について詳しくは、「シンガポールエアショー2020に行ってきた(展示編)」へ。
エアショーグッズは屋内展示場で販売
シンガポールエアショーの限定グッズは、屋内展示場内で売っていました。
館内マップ上では「Singapore Airshow Merchandise」というブース名で表記されています。
開催年が入っている記念グッズを欲しかったのですが、いいなと思う商品には、年号が入っておらず、何も買いませんでした。
売れ残ったときに次回も売れるように、年号を入れないようにしているのかもしれません。
飲食店の情報
会場内には、複数の飲食店があります。
下の地図で、「ナイフとフォーク」のマークの場所が飲食店です。
1階だけでなく、2階にも飲食店があります。
様々なジャンルの飲食店があり、メニューの一例を挙げると、下記です。
- 欧米系
- バーガー
- ピザ
- パスタ など
- ローカルフード
- ラクサ
- ビーフヌードル など
- 弁当
メイン価格帯は10~20シンガポールドル(約800~1600円)でした。
日本の感覚ではやや高いですが、物価の高いシンガポールでは、まずまず妥当な値段です。
トイレ
会場のトイレは、屋内展示場内に10か所ありました。
シンガポールにしては比較的きれいなトイレですが、日本の旅行者から見ると、東南アジアクオリティに感じるかもしれません。
特に混雑はありませんでした。
開場時間
一般公開日の開場時間は、下記のとおりです。
シンガポールEXPOからのシャトルバスの始発は、7:30ですので、始発に乗れば開場に間に合います。
ただ、1回目のデモフライトは11:30開始なので、それほど頑張って早く行く必要はないと思います。
閉場時間については、公式情報を見つけられませんでした。
会場からの最終バスは18時発なので、17時くらい閉場でしょうか?
私が行った土曜日は、2回目の展示飛行が終わると、皆さん徐々に帰り始めていました(15:10頃)。
チケット料金・購入方法
エアショー2020のチケット情報をメモしておきます。
2018年のエアショーから変更点がありましたので、要注意です。
エアショー入場料
基本は、この個人チケットを買えばよいと思います。
こちらは、大人4名分のチケットと駐車証がセットになったパッケージです。
駐車料金に76ドル(約6,080円)払ってまで、自家用車で行きたい人以外は、このパッケージを買う理由はないです。
チケットの購入方法
シンガポールエアショーのチケットは、SISTICというチケット販売サイトでオンライン購入します。
SISTICは、日本でいう「チケットぴあ」みたいな会社です。
過去には、チケットが完売になった年もあるので、行く予定の方は早めにチケットを押さえた方がいいです。
オンライン購入が完了すると、このようなEチケットがメールで送られてきます。
チケットの引換は不要になった
2018年開催時は、オンライン購入後に市中の店舗でチケットを受け取る必要がありました。
でも今回は、事前交換が不要になっていました。
発行されたEチケットを印刷して当日持参するだけです。
シンガポールエアショー2020のよかった点
- 日本では見られないような飛行機が見られる
- アジア最大規模
- それほど混んでいなかった(コロナ起因)
海外航空ショーの魅力は何と言っても、日本では見られないレアな機種を見られることです。
今年はコロナの影響で、例年の4分の1の入場者数でしたので、快適に見学できました。
ただ、仮に例年通りの人出(今年の4倍)だったとしても、まだ会場のキャパに余裕はあると思います。
日本の航空祭のような異常な混雑っぷりにはならないと推測してます。
残念だった点
- 例年よりデモフライト、屋外展示の規模が小さかった(コロナ起因)
- 展示機内の見学はできなかった(コロナ起因)
コロナが流行り始めた直後の開催なので、規模の縮小はやむを得ませんね。
デモフライト、屋外展示の規模が当初予定より大幅に縮小されていました。
特に屋外展示は、実際のところスペースがスカスカでした。
また例年は操縦席に座ったり、機内の見学ができたようですが、今年は全くありませんでした。
でも、エアショーが開催されただけでもありがたいです。
注意事項
シンガポールエアショーの注意事項を3点書いておきます。
とにかく暑い
シンガポールは、常夏の南国です。
気温は日本の真夏よりマシですが、日差しの強さが尋常ではありません。
在住者は体で理解していますが、旅行で来られる方には想像しにくいですよね。
それに加えて屋外エリアに日を遮るものはありません。
地面からの照り返しも加わり、長く直射日光に当たるとクラクラするレベルです。
午後になると皆がバテ始め、クーラーの効いた屋内のいたるところで涼み始めます。
子どもには騒音が怖いことも
デモフライトは、目の前を戦闘機が飛び回るので、騒音がケタ違いです。
小さな子どもと行くときは、ビックリしてしまう子もいるので注意が必要です。
大きな音が苦手なうちの子は、ヘッドホンを持参して対策したので大丈夫でした。
屋内展示の半分以上は、一般開放日に営業していない
日本で開催される航空宇宙系の展示会だと、一般公開日でもメーカーのブースは宣伝を兼ねて営業しています。
でも、シンガポールのエアショーは違います。
商談につながらない一般公開日には、営業していないブースがたくさんあります。
気持ちいいくらい割り切ってます。
たとえば、こちらはボーイングのブース。
ブースには、スタッフが誰もおらず、かつロープが張られていて、ブースにすら入れません。
また下の写真は、アメリカ企業のエリアです。
閑散としてました。
感覚的には、屋内展示の半分くらいは、営業していませんでした。
「有料チケット買って来てるのに、営業してないなんて、、、」
と複雑な気持ちになるので、屋内展示は期待しすぎないほうが心の安定を保てます。
次回の開催情報
次回のシンガポールエアショーは、2024年開催です。
すでに、開催日、会場、概要が発表されていますので、「シンガポールエアショー2024の最新情報は?過去事例も交えて解説」にまとめています。
まとめ
- シンガポールエアショーはアジア最大のエアショー
- 日本で見られない飛行機に出会えるのが魅力
- 2年に1度の開催
- 会期7日間のうち一般公開は2日間のみ
- 主な展示は3つ
- デモフライト・アクロバット飛行
- 屋外展示
- 屋内展示
- 無料シャトルバスは「シンガポールEXPO」から発着
- チケットは、SISTICのサイトでオンライン購入
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