
チャイナタウンにあるフラマシティセンターに子連れで泊まってきました
シンガポール旅行を計画していると、どのホテルに泊まるかとても悩みますよね。
ホテル フラマシティセンターは、シンガポールの中心部チャイナタウンにあり
- 観光地へのアクセスに便利な立地
- 家族連れでも安心な部屋の広さ
- にもかかわらず、価格が安め
が魅力の4つ星ホテルです。
この記事では、シンガポール在住者の筆者が、
- 客室、バスルームのレビュー
- コインランドリーなどの便利情報
- 観光スポットへのアクセス
- お得な予約方法
など、実際に泊まった在住者だからこそわかる情報を、写真をたっぷり使いながら詳しく紹介していきます。
ホテルのレビューを一言で

ホテル フラマシティセンター(Furama City Centre)は、チャイナタウンにある4つ星シティホテルです。
MRT チャイナタウン駅から徒歩2分、というか、ほぼ駅直結の好立地。
目の前のチャイナタウンへのアクセスはもちろんのこと、
- クラークキー
- マリーナベイ
- ブギス
- アラブストリート
- リトルインディア
など主要観光地へのアクセスの良さが魅力。
部屋は、バックパッカー向けの安宿と違い、スーツケース数個を広げても余裕の広さなので、家族連れ、ビジネス利用も安心です。
また、シティホテルなので、プール、ジム、朝食ビュッフェなども揃ってます。
そして何と言っても魅力なのが、これだけ揃っているのに広さ、立地が似た他ホテルより安いこと。
向かいにある5つ星高級ホテルに泊まると、最低でも1泊4万円以上しますが、ここはその半額くらいです。
「予算は極力抑えたいけど、部屋の広さ、利便性は譲りたくない」
そんな子連れ家族、ビジネス利用におすすめしたいホテルです。
良い点
残念な点
ここは、最高級のおもてなしが受けられる100点満点のホテルではありません。
物価が高いシンガポールで、好立地のシティホテルに、他より安く泊まりたい人に向いてます。
シンガポールで、このホテルが特別劣っているわけではありませんが、
- 日本と同じクオリティの質は求めない
- 日本との違いをネタとして楽しむ
くらいが楽しい宿泊にするコツですね。
ホテルの基本情報
チェックイン&チェックアウト時間
- チェックイン:14時
- チェックアウト:12時
ホテルのランク
4つ星スタンダードホテル
ホテルのグレードを4つに分けるとすると、フラマシティセンターは「スタンダードホテル」です。
- 高級ホテル
- スタンダードホテル ←ここ
- バジェットホテル
- 格安宿
部屋の種類 & 値段比較
部屋は全部で8タイプあります。
部屋の種類、価格と内容
部屋タイプ | 値段 S$ | 広さ m2 | 階数 | ベッドタイプ |
---|---|---|---|---|
スーペリア | 186~ | 28-30 | 4-6 | Qx1 or Sx2 |
デラックス | 200~ | 30-32 | 7-19 | Kx1 or Sx2 |
エグゼクティブクラブ | 235~ | 30-32 | 19-23 | Kx1 or Sx2 |
プレミアクラブ | 264~ | 32 | ? | Kx1 |
ファミリールーム | 300~ | 30 | 8-18 | Qx2 |
エグゼクティブスイート | 355~ | 44 | 5-23 | Kx1 |
ファミリースイート | 347~ | 44 | 6-9 12-16 | Qx1, Sx1, ソファベッド |
コネクティングルーム | 456~ | 56 | 6-23 | Kx1 & Sx2 |
K:キングベッド Q:クイーンベッド S:シングルベッド 数字は台数 |
コスパでいうと、
- スーペリア
- デラックス
あたりが狙い目でしょう。
ちなみに以下のタイプは部屋数が少ないのか、かなり先でないと空いていません。
- プレミアクラブ
- ファミリールーム
- ファミリースイート
- コネクティングルーム
喫煙ルームあり
シンガポールでは、屋内での喫煙が厳しく制限されていますが、このホテルは喫煙ルームがあります。
しかも、珍しく客室内で喫煙可です。
というのも、シンガポールでは喫煙ルームといっても、バルコニーのみで喫煙可というパターンが多いですからね。
ただし、喫煙ルームは11階の一部のデラックスルームのみで部屋数は少ないです(フロントで聞きました)
また、予約画面で禁煙ルーム、喫煙ルームの区別がないので、備考欄でリクエストする必要があります。
立地・アクセス
フラマシティセンターは、チャイナタウンにあります。
ホテルの立地
このホテルがあるのは、シンガポール中心部に位置するチャイナタウン駅から徒歩2分のところ。
一大観光地であるチャイナタウンの入口にあります。
観光客とローカルが入り混じり、人通りも多い賑やかなエリアです。
ホテルの外観はこんな感じ。

大通りの交差点に建つこのホテルは、日本の鹿島建設が手掛けました。
ホテルの外観が独特なので、一度見たらすぐ覚えられます。
- 最寄りのMRT駅 は2つ
- チャイナタウン駅へ徒歩2分
- クラークキー駅へ徒歩3分
- 最寄りバス停へは徒歩1分
シンガポール都心の真ん中にあるチャイナタウン駅が最寄りなので、各地の観光スポットへのアクセスも便利。
その中でも、特にアクセスが便利な観光地がこちら。
- チャイナタウン
- クラークキー
- マリーナベイ(マーライオン等)
- ブギス
- アラブストリート
- リトルインディア
※各地への所要時間はこちら
一例を挙げましたが、シンガポールは狭いエリアに観光スポットが集中しているので、ここに挙げていない観光地へのアクセスも心配いりません。
また、買い物、両替、食事にも安心の立地です。
- ショッピングモールと連絡橋で接続
- コンビニ、両替所はホテル直結の隣のビル内に
- ホーカーからレストランまで充実の飲食店に雨に濡れずに行ける
アクセス
チャンギ空港からホテルへの主なアクセスは、
- タクシー
- 公共交通機関(MRT)
の2通りありますが、私はタクシーをおすすめします。
- タクシー
- 所要時間:25分
- 料金:S$28~35 (約2800~3500円)
※時間帯、混雑状況で変動
- 公共交通機関
- 所要時間:70分
- 料金:S$1.99(約200円)
MRT(鉄道)は、たったの200円で済みますが、1時間以上かかる上に乗り換えが必要です。
ロビーから客室前までの様子
それではここから、実際に泊まったホテルの様子を紹介していきます。
ロビー
ホテルには2つの入口があります。
タクシーで到着する車寄せがあるのが、こちらの正面玄関。

正面玄関を入ってすぐに、エスカレータで2階へ。

すると見えてくるのが、ロビーです。

2017年に全面リニューアルされたロビーは、外観から感じる老舗感をいい意味で裏切ってくれます。
フロントは、スタッフ1~2名での対応なので、タイミングによっては混むので注意。

特にチェックアウト時は、時間に余裕を持って行きましょう。
ロビーには、USBポートとコンセント(240V)を備えたテーブルがあるので、チェックアウト後の充電に便利です。

フロント裏にも少しだけソファがあります。

部屋から閉め出されたときは、ここで時間をつぶしました。
もう一方のホテル入口が、ロビーにあるこちらです。

徒歩で出入りするときは、どこに行くにもこの入口が便利です。
ショッピングモール、最寄り駅などには、ここから連絡橋を通ってアクセスします。
エレベータ&客室フロアの廊下
ルームキーを受け取ったら、早速部屋に向かいましょう。

安宿だと、1部屋につきカードキー1枚のときもありますが、フラマはシティホテルらしく2枚です。
カードキーが2枚あれば夫婦別行動のときも安心ですね。
ひと昔前の風情を感じさせるホールからエレベータに乗り込みます。

このホテルは24階建てで、2階がフロントです。

4基あるエレベータのうち、いくつかはカードキーを挿さないと階数ボタンを押せません。

ボタンが押せずにあたふたしてる人たちがいましたので、このブログを読んだ方は慣れた感じでカードマークのついた隙間にカードキーを挿しましょう。
いくつかのエレベータは、カードキー無しで使えるので、セキュリティの意味はなしです。
客室フロアの廊下は、ごく普通です。

部屋の宿泊レビュー

今回泊まったのは、デラックスルームで、このホテルで2番目に安い部屋タイプです。
私が泊まったときは、Agodaで S$183/泊でした。
すぐ目の前の高級ホテルの半額以下です。
ベッドルーム

デラックスルームは30平米あり、大きなスーツケース2個を床に広げても余裕の広さ。
物価の高いシンガポールで、立地と部屋の広さをこの値段で両立できるのはフラマならでは。
ベッドサイズ
デラックスツインを選んだので、部屋にはシングルベッドが間隔をあけて2つ並んでいます。

簡単に動かせるベッドなので、子どもの添い寝用にこの後くっつけました。
シングルベッドといっても、幅が108cmもあり、くっつければ子どもと3人で寝ても大丈夫です。
気になったのは、なぜかベッドシーツがしっとり湿っている点。
イメージ的には、寝具一式がわずかに生乾きみたいな感覚。
でも、いやな匂いとかは全くないので許容範囲ではあります。
熱帯地域とはいえ、シンガポールに住んでいる我が家のベッドはここまでしっとりしないので、理由は謎です。
窓からの眺め
私たちが泊まった部屋は、7階のホンリムパーク側です。

マリーナベイ方面の部屋だったので、遠くには、
- シンガポールフライヤー
- ドリアン型の劇場「エスプラネードシアター」の頭
が少し見えます。

ホテルHPによると、このホンリムパーク側の部屋をよい眺めの向きと位置づけているようです。
夜はこんな感じ。

この値段でこの眺めなら悪くないです。
テーブル・ソファの有無
鏡とライト付きのデスクが壁際にあります。

広さも十分あるので、メイクにも仕事にも使えます。
テイクアウトしたご飯を食べるのにも使いました。
イスは余分にもう一つありますが、ソファはありません。

コンセントの形
コンセントは、壁際のデスクには3つあります。
そのうち左端の1個は、日本のコンセントに対応したユニバーサルコンセントです。

ベッドサイドは、窓側ベッドの枕元にユニバーサルコンセントが1つだけです。

枕元なので就寝中のスマホ充電も問題なし。
ただし、どのコンセントも電圧は日本とは違う240Vです。
海外対応していない家電を変圧器なしでつなぐと壊れるので、注意しましょう。
ユニバーサルコンセントが変えてくれるのはコンセントの形だけで、電圧は240Vのままです。
持っている家電が240Vに対応しているかは「家電が海外対応か調べる方法」をぜひ参考にしてください。
たいていのスマホ充電器は海外電圧に対応してます。
海外電圧対応家電なら変換プラグなしでそのまま挿せます。
部屋のWi-Fi・ネット環境
ホテル内はWi-Fiが飛んでいます。
ネットが遅くなる夜間でも38Mbpsの速度があり、YouTubeもサクサク見られるレベルです。
エアコン
エアコンは、客室ごとに温度設定できるタイプ。

安宿にある強弱しか調整できないエアコンと違って、好みに合わせて微調整しやすいですね。
バスルーム(トイレ・風呂)
バスルームは、洗面台、トイレ、バスルームが一部屋にまとまった海外標準のタイプです。

トイレは、ウォッシュレットなしの東南アジアでよく見るタイプ。
バスルームにシェーバー専用コンセントがありますが、110V、240V混在型で使い方を間違えると家電が壊れるので、不慣れなら使わないのが無難。
バスルームにあるシャンプー&ボディソープは、備え付けの詰め替えボトルタイプ。

高級感はないですが、コスパを考えたらここは許容範囲ですね。
バスタブの有無
バスルームには、ゆったり足を伸ばして浸かれるバスタブがついてます。

バスタブ好きな日本人にはいいですね。
バスタブの上には、洗濯干し用の紐がついています。
中央を引くと紐がでてきます。

におい、清潔感
泊まったのは禁煙ルームですが、バスルームの換気口からタバコの臭いが不定期に流れ込んできました。
喫煙ルームフロアは、ここから5階上で離れているので、このフロアで隠れて喫煙している人がいると推測(客室内かバックヤードかわかりませんが)。
蛇口の水は飲める
シンガポールでは、日本と同じく水道水を飲めます。
シンガポール在住の我が家では、炊飯や料理にも水道水を使っているくらいです。
水道水が気になる人でも、あとで紹介するウォーターサーバーが廊下にあるので大丈夫です。
バスルームの扉は不透明タイプ
海外の上位クラスのホテルでは、バスルームの壁、扉が透明ガラス張りで寝室から丸見えのことがありますが、この部屋のバスルームは、外から見えません。
友人同士でも気まずくないでしょう。
このホテルでも、
- エグゼクティブスイート
- プレミアクラブ
のバスルームはガラス張りです。
部屋の清潔感
このホテルの立地がよく、部屋が広いのに他よりリーズナブルなのにはワケがあります。
それは、イマイチな清潔感と隠しきれない老舗感です。
清潔感は満点とはいえません。
そこは、東南アジアのホテルと割り切って目をつむることになります。
ベッドルームは、2017年にリニューアルされていますが、バスルームは古さが目立ちます。
- バスタブの一部が欠けている
- サビやタイルの汚れ
- 設備の老朽化
などが気になるところでしょうか。

また、私の部屋だけかもしれませんが、2~3mmの小さなアリがたくさんいました。
滞在中に退治したアリは、ぜんぶで20匹以上。
特に、テーブルの周りに多いので、前の宿泊者がこぼした食べかすに集まっているのかな。
幸いベッド上に現れることはありませんでした。
シンガポールの我が家でも、アリが結構出るので慣れていますが、苦手な人もいるかもしれませんね。
ルームクリーニングは3泊ごと
最近ほかのホテルでも導入されつつありますが、ルームクリーニングは毎日ではなく3泊ごとです。
タオル交換も基本3泊ごとですが