釣り人の必須アイテムになりつつあるライフジャケット。
でも、ライフジャケットってどうやって選べばいいの?
と迷ってませんか?
釣り歴20年以上の私は、あれこれ悩んだ末、桜マーク付きの「ダイワ腰巻ライフジャケット(DF-2709)」を買いました。
そこで、この記事では、
- なぜライフジャケットを買うことにしたのか?
- ダイワDF-2709を選んだ理由
- 実際の使用感、サイズ感
- 良い点、気になる点
など、私がライフジャケットを買う前に知りたかった情報をご紹介していきます。
ダイワのライフジャケットを買ったきっかけは?
私が釣りを始めてからもう20年以上になります。
いま、なぜ買う気になったの結論を先にお伝えすると
「趣味で死にたくないから」
です。
釣りは好きですが、家族がいる身で、命がけでやることではないですからね。
釣りはあくまでも趣味です。
そこで、今回初めて買ったライフジャケットは、「ダイワ腰巻ライフジャケット(DF-2709)」です。
なぜ、長年釣りをやってきて今さら?と思われると思いますので、簡単に触れたいと思います。
釣りの安全を以前より意識するようになった
シンガポールに海外赴任する前、日本で釣りをしていた頃は、漁港の堤防(柵なし)でも、ライフジャケットを着けずに普通に釣りをしていました。
でも、あるとき目にした国土交通省の調査によると、ライフジャケット未着用で海に転落した人の生存率は、
たったの27%
この確率見て正直こんなに低いの?、、、って思いました。
海に落ちても、必死に泳げば何とかなりそうなイメージだったので、ちょっと衝撃でした。
統計的には、
ライフジャケットを着用しているだけで、生存率は2倍
とのことです。
シンガポールの離島に釣りに行ったときに必要性を強く感じた
先日、私が住んでいるシンガポールにある離島、セントジョンズ島に釣りに行きました。
すると、日本ではあまり見かけない、石畳の斜面が続く釣り場が多くありました。
斜面の上から釣ろうとすると、水面まで遠く、仕掛けや魚を巻き上げるときに、石畳に引っかかります。
そのため、どうしても斜面の中ほどまで降りたくなります。
でも、どう考えても滑ったら危ないですよね。
実際、干満で一時的に潮が満ちてくる部分は、ヌルッとしていて、危ないです。
一緒に行ったローカル釣り仲間の中には、ライフジャケットを着用してるメンバーもちらほらいました。
安全への意識が、ここまで広まっていることに若干カルチャーショックです。
不意に落水した時に冷静に泳げるか未知数
自分の中でライフジャケットの存在が気になってきたので、釣り中に落水した人の経験談を最近ネットでチェックしてました。
泳げる人でも、落水後かなり焦ってパニックになるようです。
自分に置き換えたときに、
- 服を着た状態で
- 不意打ちで海に落ち
- 波もある中で
- 泳いで無事に岸に上がれるか
と言われると不安しかないです。
どんなに気を付けていても
- 不意に大物がかかって焦って足を滑らせる
- ライントラブルに気を取られてつまづく
とか十分あり得ますよね。
安心をお金で買うことに決めた
そこで、
- ライフジャケットを着用していたら、生存率は2倍
- ライフジャケットはお金で買える
という点を踏まえて、安心をお金で買うことに決めました。
飲み会を数回スキップすれば買える額です。
ライフジャケットの選び方 と ダイワ DF-2709を選んだ理由
あれこれ悩んだ末に私は、ダイワ腰巻ライフジャケット(DF-2709)を買ったのですが、どのような考え方でそれを選んだのかメモしておきます。
腰巻タイプか肩掛けタイプか?
まず始めに決めたことが、
- ウエストタイプ(腰巻)
- 肩掛けタイプ
のどちらにするかです。
私は「ウエストタイプ(腰巻)」を選びました。
普段、何かを長時間肩にかけていると、私はすぐ肩が凝って頭痛になります。
極力肩にものを乗せたくないので、ウエストタイプにしました。
シンガポールは年中暑いので、「肩掛タイプだと蒸れて暑そう」というのもウエストタイプを選んだ理由です。
見た目が似ていて安く売ってることもある「ポーチタイプ」は、別物です。
ポーチタイプは、落水後に膨らんだ浮き輪を自分で手繰り寄せてかぶる必要があるので、安全上除外しました。
手動膨張式か自動膨張式か?
次に決めるポイントは、
- 自動膨張式
- 手動膨張式
のどちらにするかです。
私は「自動膨張式」を選びました。
釣り中に落水した人は、
「不意に落ちた直後は水の中で上下がわからなくなった」
とよくコメントされています。
水中でおぼれそうになっている状況で、
- 冷静に引き紐を手探りで探し当て
- 力強く引っ張って膨張させる
なんて余裕があるのか?
と考えた結果、着水で勝手に膨張する自動膨張式を選びました。
国交省桜マークは必要?タイプA?
出典:国土交通省HP
十分な浮力が得られない粗悪品のライフジャケットがネットで売られている、というニュースを時々見かけます。
しかし、私には粗悪品を見分けられるスキルがありません。
そこで、桜マーク付のライフジャケットにしました。
桜マーク付なら国土交通省の安全基準を満たしているので、最低限の品質は担保されていると考えました。
桜マーク付きの中でも、オールマイティに使えるタイプA(Type A)にしました。
海外で買えるライフジャケットかどうか
これは、海外在住者特有の悩みです。
膨張式ライフジャケットに搭載されているボンベ(シリンダ)は、高圧ガスに該当するため、航空便で宅急便として発送することができません。
(参考:日本郵便 国際郵便として送れないもの)
ということは、日本のAmazonで注文して、転送コムなどの海外転送サービスでシンガポールに転送することができません。
(参考:転送コム 禁制品一覧)
そこで、シンガポールの大手通販Shopeeで探してみたところ、選定条件に当てはまるダイワ腰巻ライフジャケット(DF-2709)を発見。
マレーシアの釣り具ショップが販売しており、シンガポールに陸送できるので、早速注文しました。
ダイワライフジャケット腰巻タイプ(DF-2709)が届いた
Shopeeでは、過去に何回か偽物をつかまされたことがあります。
そこで、注文前にショップと直接コンタクトを取り、いくつか質問し、写真も送ってもらいました。
しかし、そんな私の心配をよそに、実際届いたダイワ腰巻ライフジャケット(DF-2709)は正規品で、杞憂に終わりましたので、レビューしていきます。
ダイワライフジャケット外観、内容物
パッケージは一部がメッシュになっています。
通気性がよさそうなので、保管や持ち運びに使えます。
この中に、下記のアイテムが入っています。
- ライフジャケット本体
- 取扱説明書
- メンテナンスサービスSLP Plusのチラシ
ケース裏面を確認すると、この商品はダイワマレーシアが輸入した商品でした。
安心の国土交通省承認 桜マーク付きのタイプA
桜マークとType A表記は、ケース裏面と、ライフジャケット裏面のタグに記載されていました。
落水すると腰を包み込むように膨らみます。
出典:ダイワ公式HP
ダイワ DF-2709 腰巻き式の重さはたったの496g
ダイワの公式HPには、軽量としか書かれていなかったので、重さを量ってみたところ、
496g
でした。(トレイの重さは含まず)
500mlペットボトルの重さとほぼ同じですので、想像していたよりもずっと軽く感じます。
ダイワ ライフジャケット各部紹介
まずはライフジャケット正面のDaiwaロゴ。
プリントではなく、刺繍してありますので、長く使っても劣化して剥げてくることはなさそうです。
バックルには、安心のYKK製耐荷重バックルが使われてます。
余ったベルトを通しておくゴムバンドが左右にそれぞれついているので、細身の私でも余ったベルトが邪魔になりません。
背面(体に触れる側)はメッシュになっていて着用時の蒸れが軽減されそうです。
また、背面の一部には滑り止めのゴムがあり、着用中にずり落ちてくるのを防いでくれます。
ベルトには、左右に1か所ずつD環がついています。
フィッシュグリップ、プライヤーなどをぶら下げることができて便利です。
手動で膨張させるときに使う手動紐は右手側にあります。
気室の上面には2か所、SOLASのロゴ付きの反射テープが貼られていました。
写真は撮っていませんが、膨らみが足りないときに口で空気を追加する補助送気管や笛もついています。
カラーは充実の8色展開
今回私が買った色は、グレーですが、全部で下記の8色あります。
- グレー
- ブルー
- ホワイト
- マスタード
- レッド
- モスグリーン
- ブラック
- ライムイエロー
各色の詳しい色合いは、Amazonでチェックしてみてください。
ボンベのインジゲータ確認は簡単!
カバーのマジックテープを開けると、オレンジ色の気室(膨らんで浮き輪になる部分)と防水紙に包まれた何かが見えてきました。
防水紙の中には、こんな感じで充気装置(ボンベと水を検知する装置)が入っていました。
ライフジャケットの心臓部である充気装置は、医療機器も手掛けるハルキーロバーツ社製で安心です。
充気装置を防水紙で包むことで、雨や波程度では膨張しないようにコントロールしていると思われます。
写真の緑色部品2か所がインジゲータと呼ばれる部分で、2か所とも緑色だったら、OK(使用可能な状態)ということです。
ボンベはオーストリア製のようです。
私が買ったライフジャケットは、購入時点で、すでに製造から1年3か月経過していました。
実は、膨張式ライフジャケットのボンベには推奨使用期限があります。
詳しくは、こちらの記事で解説してます。
ダイワの旧型番DF-2207とDF-2709の違い
よく比較されることが多い旧製品DF-2207と、今回買ったDF-2709の違いは、充気装置のインジゲータ部の見え方です。
インジゲータは常に確認するものではなく、釣行前にチェックするくらいです。
DF-2709は、マジックテープを開けて、すぐチェックできる場所にインジゲータがあるので、外から常に見えていなくても、私は問題ないです。
むしろ、新しいDF-2709のほうが、デザインが洗練されてて好きです。
ダイワ腰巻式ライフジャケットの使用感
このライフジャケットを実際に着用してみると、体に沿ってフィットするため、想像以上に軽いです。
裏面の滑り止めゴムのおかげで、体の動きにピッタリとついてくるのも、軽く感じる要因だと思います。
これなら釣り中に負担にならないのでウエストタイプを選んで正解でした。
あえて難点を挙げると、本体部分(ウエストポーチのように膨らんでいるところ)が結構長く約50cmもあります。
やせ型の私の場合、本体部分が腰よりも前に少し回り込んできました。
でも見た目の問題だけで、体にフィットしているので、邪魔になる感じはないです。
交換用ボンベの型番
このライフジャケットは、使い捨てではありません。
落水して膨張してしまっても、ボンベを交換すれば、また使えるようになります。
<ダイワDF-2709の交換用ボンベキット>
- メーカー:Halkey Roberts(ハルキーロバーツ)
- 型番:16HR 6F
日本では、高階救命器具というメーカーが、交換用ボンベキットを販売しています。
まとめ
- 趣味の釣りで死ぬわけにはいかない
- ライフジャケット着用で生存率は2倍
- 安心(ライフジャケット)はお金で買える
- 腰巻式、自動膨張、桜マーク付タイプAを選んだ
- ダイワ腰巻ライフジャケット(DF-2709)を購入
- 軽量かつ腰回りにフィットし、動きの邪魔にもならず快適
- ボンベキットの使用期限は、製造から3年
- 膨張させた場合は、ボンベキットを交換すれば、再使用可能
- 旧モデルDF-2207との違いは、インジゲータの窓の有無
これ1つ買うだけで、安心して釣りをできるようになったので、買ってよかったです。
私が買った「ダイワのライフジャケット 腰巻タイプDF-2709」は、初めてのライフジャケットで迷っている方に、ぜひオススメです。
詳しくは、Amazonでチェックしてみてください。
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