「いつも行くプレグラは子どもが飽きてしまった」
「ちょっと変わったプレグラに子どもを連れて行きたい」
そんな方に向けて書いた記事です。
マレーシアに陸路で行くときにおなじみのウッドランズに、ウッドランズウォーターフロントフロントパークという公園があります。
日本人は行かないであろう、B級スポットですが
- お隣の国マレーシアが公園の目の前に見える異色の立地
- あまり見かけないタイプのスリル満点の吊り橋遊具
の2点が面白かったので、ご紹介します。
ウッドランズ・ウォーターフロント・パークとは?
ウッドランズウォーターフロントパークは、シンガポールの北端ウッドランズにある海岸沿いの公園です。
緑豊かな園内には、1.5㎞の遊歩道が整備され、ジョギングやウォーキングに最適です。
ですが、今回ご紹介したいのは、そんなありきたりの光景ではありません。
マレーシアに最も近い公園!?
ウッドランズウォーターフロントパークの特徴のひとつは、隣国マレーシアとシンガポールを隔てるジョホール海峡に面していること。
つまり
お隣の国マレーシアが目の前に見えます
行く前から頭の中では、見えるだろうなと理解していたのですが、行ってみると予想以上に近いです。
公園のメインエントランスを入ると、まずはこんな感じ。
そのまま奥へとどんどん進むと、桟橋とジョホール海峡が見えてきて、
さらに桟橋の端まで進むと、、、
ドーンっと
この通り、ジョホールバルのビル群がすぐそこに見えます。
対岸のマレーシアまでの距離はたったの500m。
あれ?マレーシアとシンガポールの間ってこんなに近かった?って感じる距離です。
この日は、ジョホールで何かイベントをやっていたようで、ナレーションやら音楽までも聞こえてきました。
でも、コロナのせいで、今では近くても行けない遠い国になってしまいましたね。
ジョホールにあるレゴランドの年パス持ってるのになー(涙)
アドミラルティパークが隣にある
このウッドランズウォーターフロントパークは、すべり台の数がシンガポールNo.1のアドミラルティパークと隣接しています。
ただし、双方の公園のプレグラをはしごする場合は注意が必要です。
どちらの公園も広いので、アドミラルティパークのプレグラと、ウォーターフロントパークのプレグラ間は、園内の遊歩道経由で1.6㎞も離れています。
プレグラ目当てで車で行く場合は、公園間を車で移動した方がいいです。
ウォーターフロントパークの見どころ
ウォーターフロントパークの見どころは大きく2つです。
- プレグラにあるスリル満点のスカイウォーク
- ウッドランズジェティ(桟橋)
順番に紹介していきます。
スリル満点のスカイウォークプレグラ
プレグラには、幼稚園児から小学生くらいまで楽しめる遊具が複数ありますが、何と言ってもオススメは、次に紹介するメインの遊具です。
メイン遊具(スカイウォーク)
スカイウォークと呼ばれているメインの遊具がこちらです。
ロープを多用した吊り橋タイプの遊具です。
これまで、下記のプレグラに加えて、さまざまなB級プレグラを訪問しました。
でも、ここにあるタイプのスカイウォークプレグラに出会ったのは、初めてです。
この遊具は、シンガポールのプレグラにある遊具にしては珍しく、難易度が高めです。
理由は、登るのが大変だからです。
吊り橋部分は、2階くらいの高さにあるのですが、そこへの階段はありません。
登り口は全部で3か所あります。
まず1つ目がこちらの垂直なチューブタイプです。
チューブの中はこんな感じで、途中に踊り場はなく、下から上までは4mくらいあります。
高さ4mというと、企業では、作業する際にヘルメットと安全ベルトを着用しないと登ってはいけないレベルです(笑)
さすがシンガポールというか、子ども向けプレグラにしては、なかなか攻めた作りです。
2つ目の登り口が、こちらのクモの巣上に張り巡らされたロープです。
こちらは、1つめの登り口よりさらに高く登る必要があります。
ぱっと見、なんだか行けそうですが、近づいてみると、網の目が粗く、高さとあいまって大人でもスリルがあります。
幼稚園児では厳しいと思います。
そして、3つめの登り口がこちらのはしご状のロープ(縄ばしご?)です。
こちらが一番簡単そうに見えますが、登り切ったところの最後の1段が大きく、手すりに幼稚園児の手は届かないので、意外に難易度が高いです。
幼稚園に通ううちの子は、
- 1回目のトライ:最後の1段が登れずあきらめました
- 2回目のトライ:私と一緒に登って、励まし、下から支えて何とかクリアしました
何とか登ったまでは良かったのですが、結果こわくて自分で降りることができず、あとで私がだっこして、縄ばしごを降りる羽目になりました(笑)
小学生くらいになれば、一人で楽しめそうです。
上に登ると、吊り橋部分はこんな感じになっています。
高さがあるので、うちの子は怖がり、せっかく登ったのに、渡れませんでした。
斜めから見ると下のような感じで、結構傾斜が急です。
船の形の幼児向けプレグラ
大きい子向けの遊具を紹介しましたが、船の形をした幼児向けの遊具もあります。
後ろから見るとこんな感じで、滑り台など欲しいアイテムがコンパクトにまとまっています。
シンガポールのプレグラでときどき見かける、3人乗りのシーソーもありました。
ブランコも完備
シンガポールの公園は、日本と違って、ブランコがないプレグラが多いですよね。
でも、ウォーターフロントパークには、ブランコがあります。
うちの子は、大のブランコ好きなので、これさえあればもう大満足です。
もちろん健康器具もそろってます
HDBのプレグラでおなじみの、健康器具もそろってます。
暑さ対策が必須
このプレグラに、日差しを遮る木はありません。
遊びに行く際は、日差しが弱い時間帯を狙っていくのがオススメです。
暑さ対策と水分補給が必須です。
最寄りトイレの場所は?
プレグラ最寄りのトイレは、徒歩1分の所にありますので安心です。
トイレの近くには、自販機もありました。
海に突きだしたウッドランズ・ジェティ
ウォーターフロントパークの2つめの見どころが、全長400mの桟橋「ウッドランズジェティ」です。
桟橋からは、ジョホール海峡を一望できる
このウッドランズジェティは、ジョホール海峡にL字型に突き出しており、ジョホール海峡を一望できます。
潮風に吹かれながら散策するのは、気持ちがいいです。
つきあたりまで行くと、L字に折れ曲がり、さらに桟橋は続きます。
先端がはるか先です。
国境地帯ということで、のどかな桟橋のあちこちに監視カメラがありました。
しかも、すべてマレーシア側、海の方を向いています。
ボートで簡単に渡れてしまう距離なので、密入国を監視しているのでしょうね。
ここは国境なんだな、というのを改めて実感しました。
ウッドランズ・ジェティでは釣りもOK
このウッドランズジェティでは、国立公園局公認で釣りができます。
入り口には、釣りをするときの注意事項が書かれていました。
Youtubeを見ると、ここでは、
- バラクーダ(オニカマス)
- クイーンフィッシュ
- サバのなかま
が釣れているようですが、この日の釣り人は2人だけでした。
小魚の群れが泳いでいたので、魚の数は多そうです。
海の上のレストラン
桟橋上には、なんとレストランがあります。
本当に海の上です。
シーフードと西洋料理を楽しめるハラル料理レストラン「Rasa Istimewa Waterfront Restaurant」は、Googleマップのクチコミがなんと1030件!
人気店のようです。
この日も開店前から、多くの人が並んでいました。
▷Rasa Istimewa Waterfront Restaurant公式HP
アクセス
ウッドランズウォーターフロントパークはシンガポールの北端、ウッドランズにあります。
車の場合
- オーチャードから車で約30分
- チャンギ空港から車で約40分
自家用車で行く場合、メインエントランス前に駐車場があります。
公共交通機関の場合
- MRTこげ茶色ライン(Thomson East Coast Line)の「Woodlands North」駅からバス856で10分
または
- MRT赤色ライン(North South Line)の「Marsiling」駅 からバス856で25分
いずれもバス停「Bef W’Lands Waterfront Pk」で下車
参考までに、オーチャード駅からの場合、MRTとバスを乗り継いで、トータルで1時間強かかります。
まとめ
ウォーターフロントパークのおすすめポイントは下記です。
- スリル満点のスカイウォークプレグラはここにしかない
- 幼児向けプレグラ、ブランコもある
- 桟橋からはジョホール海峡を一望でき、目の前はマレーシア
- 桟橋では釣りもできます
- 海上レストラン「Rasa Istimewa Waterfront Restaurant」がある
スカイウォークプレグラは、ちょっと登るのが大変ですが、B級スポットとして家族で楽しめる公園でした。
休日にぜひ家族訪れてみてはいかがでしょうか。
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