この記事は、シンガポールでサビキ釣りをしてみたい超初心者に向けて書きました
特に、
- 昔、日本でサビキ釣りをしたことはある
- シンガポールで子どもを釣りに連れて行きたい
- 釣れる魚の種類は問わない
- 1匹でもいいから何か釣りたい
という方にオススメです。
逆に、
「釣りをある程度やっている人」
にとっては、すでに知ってるよ、という情報ばかりですのであまり参考になりません。
この記事では、
シンガポールで初めての1匹を釣りたい初心者
が気になる次のような情報をまとめています。
- シンガポールのサビキ釣りって日本と何が違うの?
- どこでサビキ仕掛けを買うの?
- シンガポールのサビキ釣りは仕方は?
- 何かコツはある?
- サビキ釣りができる場所は?
シンガポールに限らず、海外でサビキ釣りをしたいときに役立つ情報もありますよ。
海外でもサビキ釣りは人気
日本で海釣り入門の王道とも言える「サビキ釣り」は、私が住んでいるシンガポールでも人気の釣り方です。
特にサビキ釣りが盛んなのは、シンガポールの海釣り公園的スポット「べドックジェティ(Bedok Jetty)」です。
週末の小魚が釣れる時間帯になると、大勢の釣り人がサビキ釣りをしています。
シンガポールのサビキ釣りで釣れる魚
Bedok Jettyでサビキ釣りをして釣ったことがあるのは。主に下記の魚です。
この中でも釣れる魚のほとんどが、サッパです。
サッパは、南蛮漬けにすると骨までおいしく食べられます。
これらの魚以外にも、名前がわからない魚とか、Trevallyの子どもが釣れることがあります。
サビキ釣りはシンガポールで釣りたい初心者にオススメ
サビキ釣りは、日本で海釣り初心者にオススメと言われますが、シンガポールでも初心者の方にオススメです。
その理由は次の3つです。
- 何かが釣れる可能性が高い
- エサを使わないので手軽
- 高価な道具が不要
何かが釣れる可能性が高い
釣りは自然が相手なので、ベテランの釣り人でも全く釣れない日があります。
でも、せっかく釣りに行くなら、1匹くらいは釣りたいですよね
サビキ釣りは、
- 場所
- タイミング
を間違えなければ、初心者でも1匹くらいは何かが釣れることを期待できます。
エサを使わないので手軽
あとで詳しく説明しますが、シンガポールのサビキ釣りはエサを使いません。
エサを準備する必要がないので、より手軽に釣りに行けます。
高価な道具が必要ない
サビキ釣りは、高価な竿やリールは不要です。
すでに持っている道具や、現地の釣具屋の安価な竿とリールでも十分サビキ釣りを楽しめるので、コスト的にも手軽に始められます。
シンガポールのサビキ仕掛け
シンガポールでの「サビキ仕掛け」の呼び方は2つあります。
- Tamban hook(タンバンフック)
- Sabiki(サビキ)
Tamban hookと呼んでいるローカル釣り人が多いですが、Sabikiでも通じることが多いです。
シンガポールのサビキ釣り仕掛けは、日本と違う点がいくつかありますので、説明していきます。
エサ(アミエビ)を使わない
シンガポールで釣り場に行ってみると、サビキ釣りでアミエビを使っている人は誰もいません。
日本では、青いカゴにサクラエビのような小さなエビ(アミエビ)を詰めて魚を寄せます。
「アミエビのニオイが手につくのが嫌なのでサビキ釣りは苦手」
という方も多いですが、アミエビを使わないので、その心配はいりません。
大量にアミエビを海に撒かなくていいので、環境にも優しい気がします。
海外の他の国ではどうしているのでしょうか気になります。
アンクル手作りのサビキ仕掛けがおすすめ(Bedok Jetty限定)
シンガポールの釣具屋でも市販のサビキ仕掛けは買えます。
でも、オススメはBedok Jettyで早朝に売られているアンクル(おじさん)手作りのサビキ仕掛けです。
こちらが1個2シンガポールドル(160円)で売られているサビキ仕掛けです。
新聞紙で丁寧に包まれており、手作り感がにじみ出てます。
包みを開けると、厚紙に巻かれた仕掛けが入っています。
針は、目測で3号未満の小さなものです。
サビキ部分は、日本でよく見るピンクスキンやサバ皮のようなタイプではなく、色付き糸を巻き付けただけのシンプルなサビキです。
どちらかというと日本のウィリーサビキに似ていますね。
仕掛けの両端には、タル型サルカンとスナップ付きサルカンがついているのですぐに使えます。
私が使っているロッド(6.8ft=約2m)には少し長いので、これを半分に切って2回分として使っています。
今回は、とあるアンクルから買ったサビキ仕掛けを紹介しましたが、Bedok Jettyでは数人のアンクルが手作りサビキを売っています。
アンクルによって仕掛けが少しずつ違いますので、ぜひお気に入りの仕掛けを見つけてください。
Bedok Jettyにいるサビキ売りのアンクルは、彼自身も釣りをします。
あくまでも仕掛け作りが得意な釣り人が、自作仕掛けを売っているという雰囲気です。
ときどき、「タンバンフーック(Tamban hook)」とボソボソ言いながら営業活動しているので、そのときにわかります。
わからなければ、周りでサビキ釣りをしている人に「どのアンクルからサビキ仕掛けを買えるか」を聞くのが早いと思います。
また、現地で仕掛けを買えないときに備えて、市販のサビキ仕掛けも持っていった方がいいです。
反射板はあった方がよい
ローカル釣り人が、ほぼ必ずサビキ仕掛けの上に付けているのがこちらの反射板です。
頑張れば自分で作れそうですが、私はBedok Jettyのアンクルから買っています。
この反射板のきらめきを、仲間がエサを食べていると勘違いして寄ってくると思ってます。
実は、シンガポールでサビキ釣りを始めた頃は、アジング用のメタルジグを反射板代わりに付けてました。
でも、効果が感じられず、アンクルの手作り反射板に変えました。
反射板なしでも普通に釣れますが、反射板をつけた方が釣れる数が多くなる印象です。
サビキ仕掛けの取り付け方
サビキ仕掛けのセットの仕方は次のとおりです。
- 道糸の先にサビキ仕掛けを取り付ける(上下の向きに注意)
- サビキ仕掛けの下端におもりを取り付ける
- サビキ仕掛けの上のサルカンに反射板を取り付ける
サビキ釣り仕掛けはどこで買える?
シンガポールで、サビキ仕掛けを買えるのは次の3か所です。
- Bedok Jettyのアンクルから買う
- 釣具屋
- ダイソー(DAISO)
Bedok Jettyのアンクルから買う
まずは、さきほどご紹介したBedok Jettyのアンクルから買う方法です。
- 買えるかどうか行ってみないのとわからない
- Bedok Jetty以外で買えない
のが難点です。
釣具屋
シンガポールに点在する釣具屋でもサビキ仕掛けを買えます。
アンクルの手作りサビキをオススメしましたが、それ以外のサビキ仕掛けでも釣れます。
実際、私もシンガポールに来たばかりの頃は、日本から持ってきたサバ皮サビキで釣っていました。
釣具屋で買う場合、針が小さいものは少ないかもしれません。
ダイソー(DAISO)
釣具屋に行く時間がないという方は、シンガポールにあるダイソー(DAISO)でサビキ仕掛けを売っています。
ただし、店舗によっては「釣り具コーナー自体がなく取り扱っていない」ので注意してください。
写真は、Tanjong Pagarの100AMにあるダイソーです。
ダイソーのサビキ仕掛けは、針が大きめです。
サビキ釣りに必要なその他の道具
- 竿(Rod)
- リール(Reel)
- おもり(Sinker, Weights)
- 魚ばさみ(Fish gripper)
- はさみ (Scissors)
- ごみ袋
- タオル
- 帽子
竿、リールは、釣具屋でセット販売されている安いもので十分です。
店員さんに、
- Tamban hookで釣りたい
- Sabikiで釣りたい
と相談すれば、適した道具を教えてくれると思います。
釣り方
- 仕掛けを投入したら、狙っている深さまで沈める
- リールのベールを戻す
- 竿を大きくあおって(持ち上げて)、仕掛けを上げる
- 竿を下げて仕掛けを再び沈める
- 3~4を繰り返して魚を誘う
- アタリがないなら深さを変えてみる
- アタリがあったら、ゆっくりリールを巻いて魚を引き上げる
遠くに仕掛けを投入した場合は、4で竿を下げるときにリールを回して、余った糸を巻き取ります。
サビキ釣りの場所は?
シンガポールで海釣りができる場所は結構あります。
でも、サビキ釣りをしたい初心者には、海釣り公園的なBedok Jettyがオススメです。
詳しくは、「Bedok Jettyで何が釣れる?シンガポールの海釣り公園的スポットを紹介」にまとめています。
シンガポールでのサビキ釣りのコツ
初心者にオススメのサビキ釣りですが、実はとても奥が深く、結果に大きな差が出ます
隣の人はすごい釣れているのに、自分はさっぱり釣れないなんてこともあり得ます。
1匹でも多く釣るための一番の近道は、「周りで釣れている人をよく観察して真似すること」です。
いくつかのコツは、他の国でもオールドマイティに使えます。
針は小さい方がいい
針が大きいと小さな魚がかかりにくいです。
魚のサイズを問わないので1匹でも釣りたい場合、針は小さめがオススメです。
誘わないと釣れない
お伝えしたように、シンガポールでは、サビキ釣りでエサを使いません。
そのため、仕掛けを沈めて待っているだけでは、魚に気づいてもらえません。
仕掛けを大きく上下に揺らして、エサが漂っているかのようにアピールしましょう。
釣れる向きがある(Bedok Jetty限定)
Bedok Jettyで釣る場合は、釣り場を決める前にまわりをよーく観察してみてください。
人が多い場所と少ない場所がありませんか?
向きは日や時間帯によって変わります。
判断がつかないときは、サビキ仕掛けを売っているアンクルに聞くと、その日のいい向きを教えてくれます。
仕掛けの深さ、投入する場所が大事
「隣の人は次から次へと釣っているのに、自分は全く釣れない」なんてときも、一度手を止めて釣れている人をそーっと観察してみてください。
- 仕掛けの見た目は同じですか?
- どこに仕掛けを投入していますか?足元?10m先?20m先?
- どれくらいの深さまでサビキを沈めていますか?
- どんな感じで誘っていますか?
周りの人が釣れてないなら諦める
釣りは自然が相手です。
魚がいない、エサを食べたくないときは、いくら頑張っても釣れません。
「周りにサビキ釣りをしている人がほとんどいない」場合は、
- サビキ釣りで釣れない場所
- サビキ釣りでは釣れない時間帯
の可能性があります。
場所を変えるか、時間を変えましょう。
まとめ
この記事では、シンガポールでの海釣り初心者がサビキ釣りを始めるための情報をまとめました。
- シンガポールでも釣り初心者にサビキ釣りはおすすめ
- シンガポールのサビキ釣りはアミエビを使わない
- Bedok Jettyでは、早朝にアンクルが手作りサビキを売っている
- 釣具屋でもサビキ仕掛けを買える
- 仕掛けの上部に反射板を付けたほうがよい
- 針は小さい方がいい
- 釣れないときは、周りの釣り人をよく観察する
- 釣りは自然が相手。周りが全く釣れていないなら釣れない
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