シンガポール在住のナナフシです。
シンガポール4大動物園のひとつ、リバーワンダーには、アマゾンリバークエストというボートに乗って動物を見るアトラクションがあります
アマゾンリバークエストと言われても、
- ボートから動物を見るってどんな感じ?
- 見れる動物は?
- 所要時間は?
- 乗る価値はある?
などよくわからないですよね。
そこで、年間パスでこれまで10回以上アマゾンリバークエストに乗ってきた筆者が、写真たっぷりで疑問にお答えします。
リバーワンダーとは?
リバーワンダーは、シンガポールの4大動物園のひとつで、シンガポール動物園とナイトサファリに挟まれた場所にあります。
リバーワンダーは、世界の8大河川テーマで、水辺の生き物だけでなく、パンダまで見られる水族館と動物園を掛け合わせたような施設です。
アマゾンリバークエストとは?
リバーワンダーにある「アマゾンリバークエスト(Amazon River Quest)」は、
ボートに乗ってアマゾン川流域の動物を見れる有料のアトラクション
です。
我が家は、年間パスポートを持っているので、これまでにアマゾンリバークエストに乗った回数は10回以上。
この記事では、何度も乗っているからこそわかるポイントも踏まえて、リバークエストを紹介していきます。
アマゾン リバー クエストの場所・マップ
アマゾンリバークエストの乗り場は、下の地図の右上赤枠の位置にあります。
リバーワンダーの入り口は、地図の中央下の位置にあるので、ちょうど入り口から見て一番奥ですね。
また、このリバークエストの乗り場エリアは、BOAT PLAZAと名づけられており、同じ場所に「ワンス アポン ア リバー(Once Upon A River)」というショーの会場もあります。
園内は、基本的には1本道なので、順路に沿って進んでいけば、近くまではたどり着けます。
ただ、パンダ舎から出て橋を渡った直後に分岐があるので、下のような看板に沿って左に進んでください。
リバーワンダーの入り口から、アマゾンクエストの入り口へは、徒歩50~60分かかります。
※順路に沿って、子連れで時計回りに展示を見ながら進んだ場合
※パンダ舎の観覧待ち時間なしを想定
アマゾンリバークエストで見れる動物
アマゾンリバークエストで見れる動物とルートは、案内によると下記のとおりです。
でも実際は、一部のコーナーに、上の看板とは違う動物がいます。
2021年8月時点で、実際に確認できたのは、下記の動物です。
- オオアリクイ(Giant Anteater)
- ジャガー(Jaguar)
- クビワペッカリー(Collared Peccary)
- ブラジルバク(Brazilian Tapir)
- シロガオサキ (White-Faced Saki Monkey)
- クロホエザル (Black Howler Monkey)
- コロンビアクロクモザル (Brown-Headed Spider Monkey)
- フサオマキザル (Brown-Tufted Capuchin)
- グアナコ (Guanaco)
- カピバラ (Capybara)
- ベニイロフラミンゴ(Caribbean Flamingo) など
※2021年8月現在
この中では、ジャガー、オオアリクイあたりがメインと言えますね。
アマゾンリバークエスト体験リポート
それでは、さっそくアマゾンリバークエストの様子をレポートしていきます。
BOAT PLAZAの入り口
こちらがBOAT PLAZAの入り口です。
この日は、アマゾンリバークエストが始まる11時より少し前に着いたので、待ち列ができていました。
リバークエストは、時間指定予約がありませんので、並んだ順に乗ります。
こちらが、アマゾンリバークエストの入り口です。
この入り口で、チケット、身長の確認を行います。
身長制限のボーダー付近だと結構きっちりと確認されます(制限詳細は後述)
写真左奥には、動物ショー 「ワンス アポン ア リバー(Once Upon A River)」 の会場が見えます。
入り口から続く長い通路を抜けると、遊園地のアトラクションのような通路にたどり着き、気分を盛り上げてくれます。
ボート乗り場
こちらが乗り場です。
このときは、空いているので間隔をあけて数組しか並んでいませんね。
やや混雑している時間帯だと、こんな感じに皆さんが並ぶことになります。
アマゾンリバークエストで乗るボートがこちら。
5列シートで、ディズニーランドのカリブの海賊で使われているようなボートですね。
ボートにお客さんが乗ったら、次から次へと出発していきます。
今はコロナ対策のため、やや間隔を空けてゆったりと座らせてもらえます。
いざリバークルーズに出発
ここからは、ボートに乗船中の様子を紹介していきます。
ネタバレは困るという方は、感想までジャンプしてくださいね。
ボートへの乗船前に、スタッフから注意事項の案内を受けます。
ここで私たちが日本人だとわかると、わざわざ日本語で書かれた注意事項ボードを持ってきてくれます。
ほかに韓国語も用意されていました。
ボートに乗り込んだら、いざ出発です!
出発すると、なんとボートごとエレベータに乗り、上まで連れて行かれます。
このパターンは遊園地でも出会ったことがありません。
上に到着するとこんな感じ。
このあと少しですが、ボートが落ちます。
落ちるレベルとしては、幼稚園児でも大丈夫なくらい。
でも、ボートの両端または先頭に座っていると、少し水しぶきがかかります。
クビワペッカリー(Collared Peccary)
ボートが着水するとすぐに動物が登場します。
まず私たちを迎えてくれるのは、クビワペッカリー。
一部はよく動き回っていますが、残りは寝ていることが多いです。
フサオマキザル (Brown-Tufted Capuchin)
たぶんフサオマキザル?だと思います。
シロガオサキ(White-Faced Saki Monkey)
こちらはシロガオサキモンキー。
看板の後ろのエサ台にいます。
リバークエストでは、一部を除いて、動物とボートの間に柵がないので、動物の住み家の中をボートで通っている気分になりますよ。
途中には、こんな感じのトンネルも。
いい雰囲気です。
オオアリクイ (Giant Anteater)
こちらのオオアリクイは、広い敷地内を動き回っていることが多いです。
ボートとタイミングが合わないと、かなり遠くにいるアリクイを見ることになります。
人によっては、見つけられずに通り過ぎてしまう場合も。
アマゾンリバークエストでは、コース上に全部で3か所、ボートが落下するポイントがあります。
このトンネルを抜けた先にも落下ポイントが。
ジャガー(Jaguar)
このアマゾンリバークエストのメインのひとつがジャガーです。
ジャガーはこの洞窟の中に。
このときはタイミングよく、2頭のジャガーが活動していてボートのすぐ近くで見れました。
近くでジャガーを見れると結構テンション上がります。
日によっては端の方で寝ていて、ジャガーをほぼ見えないときもあるので、運次第です。
川の流れに乗ってどんどん進んでいきます。
クロホエザル (Black Howler Monkey)
次に見えてきたのは、クロホエザル。
しっぽがかなりボリュームがあります。
フワフワなイメージですが実際どうなんでしょうか。
一度触ってみたいです。
ベニイロフラミンゴ(Caribbean Flamingo)
クルーズの終盤に登場するベニイロフラミンゴ。
コウハシショウビン(Stork- Billed Kingfisher)
コウハシショウビンは、何回もアマゾンリバークエストに乗っていても、たまにしか見られません。
コウハシショウビンは、シンガポールの公園でときどき見られる大型のカワセミです。
日本人の想像するカワセミとはサイズ感が違います。
写真で見る以上に、本物はきれいな色をしており、かつ大きいので迫力もあります。
番外編:野生のミズオオトカゲ
リバーワンダーに限らず、シンガポールの水辺では日常的にミズオオトカゲを見かけます。
こちらのオオトカゲは日向ぼっこ中。
決して、飼育されている動物ではありません。
前あしの脱力感がいいですね。
こちらのオオトカゲは、ボート横の手が届くところにいました。
ボートが進む水路は、木々の間を曲がりくねっています。
まるでジャングルの中をボートで進んでいるような気分です。
ゴールに到着
ジャングル探検も終わり、乗り場に戻ってきました。
アマゾンリバークエストに乗る価値はあるか?
我が家は、アマゾンリバークエストに乗るのが好きです。
リバーワンダーに行くと何度もリバークエストに乗ることになります。
特に子どもからは絶大な支持です。
うちの子どもにとっては、動物を見ることより、ボートに乗ること自体が楽しいようです。
私は、次の条件付きでリバークエストに乗る価値があると思います。
条件とは、「動物には期待しない」ことです。
「動物園に行って何を言っているんだ」と思われますよね。
でも、
- 動物が動き回っている
- 寝ている
- ボートの通過とタイミングが合わない
などで、1回の乗船ですべての動物を見るのは不可能です。
これまでに10回以上ボートに乗っていますが、
- 動物が活発でいろいろ見れた回
- 隠れていたり、寝ていたりで3~4割しか動物が見れない回
など、動物が相手だけに運次第です。
この記事の写真も、実は2日に分けて計5回ボートに乗って撮りためた写真を使っています。
ブラジルバクは、いつも隅の木陰で寝ていて撮れません(笑)
私たち家族が動物の存在に気づいていても、前に乗っている家族は気づいていない、なんてことも多々ありました。
動物を探すのを楽しんで、見れたらラッキー
くらいで臨むのが楽しむコツです。
こんなアトラクションに私は他で出会ったことはありません。
「たった5ドルで気が済むまで乗れるので、十分価値がある」と私は思います。
再乗船制度あり、見逃しても安心
「動物に期待しない方がいい」と言われても、旅行で来て、動物があまり見られなかったら不完全燃焼ですよね。
でも、安心してください。
そういう方のために、何度でも乗れる再乗船制度があります。
ボートライドを終えて、出口に向かう途中にこのような看板があります。
このルートを進むと、待ち列をある程度ショートカットして、再びボートに乗ることができます。
ボート乗船時の注意事項
アマゾンリバークエストの注意事項を簡単に説明します。
雨天時は運航中止、払い戻し無し
アマゾンリバークエストは、雨天時は運航中止になります。
またその場合でも、ボートチケットの払い戻しはありません。
シンガポールでの雨は、スコールであれば30分~1時間程度で止みますので、雨が止んだら再開します。
リバーワンダーでは、このボートライド以外、ほとんどの展示エリアに屋根があります。
そのため、リバーワンダーは、4大動物園の中では、一番雨でも楽しみやすい動物園だと思います。
身長制限に注意
アマゾンリバークエストには身長制限があります。
身長制限を満たしていないお子さんは乗れません。
妊娠中の方は乗船できない
途中でボートが少し落下するためだと思いますが、妊娠中の方は乗船できません。
メンテナンス期間中は乗れない
年1回のメンテナンス期間中は、リバーワンダーが営業していても、アマゾンリバークエストに乗れません。
お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
ボートの所要時間
乗船時間10分は、結構あっという間なので、何回か乗った方が満足度が高まります。
アマゾンリバークエストのチケット料金
アマゾンリバークエストは、リバーワンダーの入場料とは別にボート乗船のチケットが必要です。
「Friends of Wildlife Plus」という一番上のグレードの年パスを持っている方は、年パス提示でチケット不要で乗れます。
乗船チケットの購入・予約方法
コロナ前は、ボート乗り場前のチケット売り場でも買えましたが、現在はオンラインでのみ乗船チケットを購入できます。
チケット購入時に時間指定、便指定はありません。
チケットを購入した上で、乗り場で順番に並ぶことになります。
また、リバーワンダーの入場券もあわせて必要なので、お得なクーポンを使って買っておきましょう。
アマゾンリバークエストの運航時間
リバーワンダーの開園時間より1時間遅れて運航が始まります。
リバーワンダーの便利情報
営業時間
コインロッカーの料金・サイズ
リバーワンダーへのアクセス
リバーワンダーは、シンガポール中心部から離れた北部のマンダイエリアにあります。
また、3大動物園の「シンガポール動物園」、「ナイトサファリ」と同じ敷地内です。
シンガポール動物園、リバーワンダー、ナイトサファリへのアクセスは、4ルートあります。
- 【海外旅行初心者】ホテル往復送迎付き入場チケット
- 【旅慣れた人】タクシー
- 【最安】MRT(電車)+最寄駅からシャトルバス
- 【在住者向け】自家用車
シティからのシャトルバス(サファリゲート)←休止中(23年1月時点)
【安心お任せ】日本語ガイドによる送迎付き入場チケット
旅慣れた友人には、タクシーでのアクセスをおすすめしていますが、海外でしかも英語でタクシーに乗るのは不安な方もいますよね
そんな方には、日本語ガイドが送迎付で案内してくれるツアーが安心でオススメ。
集合場所のホテルから専用車に乗るだけなので、何の心配もいりません。
しかも日本語ガイド付なので、移動中も現地も楽しむことに専念できます。
<ナイトサファリ行きはこちら>
⇒ ナイトサファリ日本語ガイド&ホテル送迎付(当日受付可)
<動物園、リバーワンダー行きはこちら>
【旅慣れた人向け】タクシー
旅慣れた人なら、シティからタクシーで行けます。
タクシー料金の目安は下記です。
<タクシー所要時間と料金>
- チャンギ空港から
- 所要時間: 30~40分
- 料金: 片道 29~34ドル(約2,320~2,720円)
- 中心部オーチャードから
- 所要時間: 30~40分
- 料金: 片道 18~25ドル(約1,440~2,000円)
※時間帯、道路状況によって変わるので、参考程度にしてください
【最安】電車(MRT)とシャトルバス
最安のアクセス方法は、電車(MRT)と最寄駅からのシャトルバス「Mandai Khatib Shuttle」を組み合わせるルートです。
でも、時間がかかる上に、MRTからバスに乗り継ぎが必要なので、私は友人に絶対オススメしません。
【休止中】サファリゲート(シティからのシャトルバス)
私のおすすめアクセスはこちら
- 海外に不慣れで不安→日本語ガイドとホテル送迎付ツアー
- 旅慣れた人→タクシー
まとめ
- アマゾンリバークエストは、リバーワンダーにあるボートライド
- ボートに乗りながら、アマゾン川流域の動物を見れる
- リバーワンダー入り口からボート乗り場までは徒歩50~60分かかる
- ボートに乗って動物を探すのを楽しむという点で、十分乗る価値がある
- 再乗船制度があるので、動物を見逃しても安心
- アマゾンリバークエストの所要時間は、約10分
- ボートのチケットは、オンラインで日付指定して購入
- アマゾンリバークエストの開始時間は11時から(開園1時間後)
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