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家族と海外赴任中のナナフシです。
海外赴任に帯同すると決めた直後は、不安な気持ちがありますよね
でも、大丈夫です。
最終的には何とかなります。
今はあれこれ考えると、不安が募るので、まずはできることから始めてみましょう。
この記事では、帯同家族の赴任準備について、「まずやるべき準備」に絞ってリストアップしました。
やるべきことがわかると、少しずつ気持ちが軽くなってくるはずです。
一歩ずつ準備を進めていきましょう。
赴任者本人の準備については、「【まとめ】海外赴任準備リスト」をご覧ください。
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この記事でのモデルケース
海外赴任前準備の内容は、人によって大きく異なります。
この記事では、下記のモデルケースを例に、帯同家族の海外赴任準備を紹介していきます。
- 赴任期間:1年より長い(未定)
- 本人が先に渡航した後、帯同家族は遅れて渡航
- 子連れ
帯同が決まった家族がすぐにやること
海外赴任が決まってまずやるのは、
- 時間がかかる準備
- 他の手続きのベースになる準備
です。
パスポートの準備・有効期限確認
海外赴任準備では、
- ビザの申請
- 航空券の予約
など様々な手続きに、パスポート番号が必要になります。
そこで、まずは下記を進めましょう。
- パスポートがない方⇒パスポートを申請する
- すでにパスポートを持っている方⇒有効期限を確認する
パスポートの残存期間が1年未満の場合は、新しいパスポートに更新することができます。
残存期間が短い方は、早めに更新して、新パスポート番号で手続きを進めましょう。
予防接種(小さな子どもに注意)
必要な予防接種は、赴任国、勤務先の規定によって違います。
シンガポールに渡航した我が家の場合、下記の3種類の予防接種が最低必要でした。
- A型肝炎
- B型肝炎
- 破傷風
期間を空けて複数回接種が必要なものもあるので、早めにスタートしておくと、渡航直前に慌てずに済みます。
子どもが小さい場合は、これに加えてさらに対応が必要です。
乳児・幼児の場合は、海外赴任に関係なく、
- 日本脳炎
- 4種混合
- はしか、風疹
- 水ぼうそう
など、通常の定期接種、任意接種がありますよね。
どこまで済ませて渡航するかを、かかりつけ医と相談して決めましょう。
海外赴任の情報収集
赴任までの限られた時間で、効率よく準備をするには、準備の全体像を把握しておくことが大切です。
我が家では、下記の方法で情報収集しました。
- 書籍
- 家族向け説明会(勤務先主催)
- インターネット
この中で、今振り返って準備の全体像をイメージするのに一番役に立ったのは、書籍です。
何でもネットで調べられる時代ですが、
- 最低限知っておくべき内容を短時間で把握できる
- 情報が信頼できる
のは意外にも書籍でした。
海外赴任が決まってすぐに読んだおすすめ本
海外赴任準備を始めるにあたり、こちらの本3冊を一気に読みました。
正直言うと、これらの本に載っている情報は、どれもネットのどこかには書いてあると思います。
でも、ネットの難点は、情報があふれすぎていていることです。
ネットサーフィンしだすと、時間がいくらあっても足りません。
そういう意味でも、
の2冊は、必要な情報が凝縮されていて、まず始めに読む本として役立ちました。
3冊目は、シンガポール駐在員の完全ガイドです。
この本は、どちらかというと海外赴任者を送り出す人(人事?)向けです。
でも、現地の教育、医療事情など国別情報が書かれており、そこが参考になりました。
駐在員の完全ガイドシリーズは、シンガポールだけでなく、
向けもあります。
中国版は、パソコンからAmazonページへ行き、画像クリックすると、一部試し読みができます。
渡航説明会がある場合は参加する
私の勤める会社では、帯同家族を集めた渡航前説明会が、渡航の2か月前にありました。
説明会では、
- 海外生活の説明
- 現地の教育事情の説明
- 海外への帯同を経験した家族との座談会
などがありました。
すでに赴任者本人から情報共有されていれば、改めて聞く必要はありませんが、
- 引越し荷物の容量制限(ポイント制?上限あり?)
- 荷物引き取りの段取り
- 海外医療保険の適用範囲(歯科医療を含むか)
- 会社負担費用の精算方法(パスポート・ビザ申請費用、渡航日の国内移動交通費など)
などをここで明確にしておけるとよいですね。
配偶者の退職、休職準備
帯同する家族が働いている場合、
- 休職して帯同
- 退職して帯同
の大きく2パターンがあります。
私の周りでは、
- 赴任期間が決まっている→休職
- 赴任期間が未定→退職
- 育休中→育休のまま帯同
というパターンが多いです。
いずれも引き継ぎ期間が必要な場合もありますので、早めに準備を始めましょう。
英会話に慣れる
海外に住むと、普通に生活しているだけでも
- 現地の入国管理局でのビザ手続き
- 子供のスクールバスの欠席連絡
- 家や車の不具合連絡、修理依頼
など、現地の言葉でのコミュニケーションが必ず必要になります。
言葉に不安があると、帯同準備にも前向きになれないですよね。
海外赴任に帯同することに決めたなら、現地生活を楽しまなくちゃ損です。
英会話を始めるならまだ余裕のある今日から
正直言うと、赴任までの短期間で、英語を流暢に話せるようになんてなりません。
でも、苦手意識を減らしておくだけで、あなたの海外生活はもっと楽しいものになるはずです。
私の妻の英語は、片言レベルです。
でも、地元のマーケットで簡単な英語とジェスチャーで意思疎通しながら、ローカル文化を満喫しています。
まだ余裕があるこの時期が、英会話を始めるのにベストタイミングです。
帯同家族におすすめの英会話
帯同家族向けで、無料体験できるオンライン英会話をピックアップしました
持ち家の売却・貸し出しの情報収集
成約までに時間がかかる自宅の売却、賃貸貸しについての情報収集もすぐに始めましょう。
海外赴任中もローンを返済し続けるのに、それを空き家にしておくのはもったいないですよね。
海外赴任を機に
などの例は、私の同僚からもよく聞きます。
売るにせよ、貸すにせよ、成約まで数か月かかることが多いです。
まだ余裕がある今から動き始めましょう。
自宅を売るなら
私の同僚の中には、
- いつ帰任できるかわからない
- どこに帰任するかわからない
ことを踏まえて、赴任前に自宅を売却してきた人もいます。
値段の査定ってハードル高そう、、、
と思うかもしれませんが、いまはオンラインで簡単に調べられます。
すぐに売る気がなくても、いくらで売れるのか把握しておくだけでもオススメ。
自宅を貸すなら
以前の私は、海外赴任中だけ家を貸すなんて、そんな都合のいい話はないと思っていました。
ところが、同僚が2年間の期限付きで自宅マンションを貸して赴任してきました。
聞いてみると、意外にも期間限定で家を借りたいという賃貸ニーズがあるのですね。
自宅を売る気はないけど、空き家にしておくくらいなら貸したい、
と言う人は、賃料相場をチェックしておくと具体的なイメージが沸きますよ。
進行中の治療の完了計画を立てる
日本では、質の高い医療と健康保険が確立しているので、意識しませんが、海外では
- 医療費が高額
- 十分なレベルの医療を受けられない
といった問題に直面することがあります。
また、日本語対応の病院が充実していない国では、英語で受診するハードルも加わります。
そのため、必要な治療は日本で受けておくのが安心です。
特に、治療に時間がかかる上に、医療保険適用外の場合がある歯科治療に注意です。
脱毛、エステなどパッケージで契約しているものも、計画的にやりきっておきたいですね。
子どもの現地での幼稚園・学校探し
子どもの準備として重要なのは、現地での教育です。
現地の学校は、日本とは年度の始まり、制度などが違うことがあります。
現地の日本人学校に通う場合でさえ、日本と違うことが多くあります。
教育について心配な点としては、
- 子どものベストな出国タイミング
- 現地の教育事情
- 学校選択(日本人学校・現地校等)
- 母語の保持・育て方
などがあるのではないでしょうか。
我が家の場合は、勤務先の赴任説明会で、海外子女振興財団による「子女教育セミナー」と「相談会」がありました。
「赴任前子女教育セミナー」は会社経由でなくても個人でも申し込めます。
しかも、無料です。
セミナーでは、
- 海外の学校の特徴
- 学校選択や現地での適応等の留意点
- 幼児教育・母語の育成
- 帰国後の学校
などについて、教育アドバイザーの話を聞けます。
まとめ
この記事では、海外渡航が決まった帯同家族が「まずやること」をリストアップしました。
不安だと思いますが、まだ時間に余裕がある時期なので、今できることから一つずつやっていきましょう。
これ以降のステップ、
- 海外赴任1か月前~3か月前にやること
- 海外赴任直前~1か月前にやること
についても、順次記事にしていきます。
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