ハードロックホテルシンガポールに子連れで泊まってきました
シンガポール旅行を計画しているあなたにとって、どのホテルに泊まるかはとても大事ですよね。
ハードロックホテルシンガポールは、シンガポールのセントーサ島にあり
- ユニバーサルスタジオまで徒歩3分と最高の立地
- セントーサ島の主要スポットへのアクセスも良好
- 砂浜が広がる素敵なリゾートプール
が魅力の5つ星ホテルです。
この記事では、シンガポール在住者の筆者が、
- 客室、バスルームのレビュー
- 両替所、ランドリーなどの便利情報
- 周辺観光スポットへのアクセス
- お得な予約方法
など、実際に泊まったからこそわかる情報を多くの写真を使いながら詳しく紹介していきます。
ハードロックホテルシンガポールのレビューまとめ
ハードロックホテルシンガポールは、セントーサ島にある高級ホテルです。
セントーサの中心部にあり、ユニバーサルスタジオへは徒歩3分と抜群のアクセス。
そして何と言っても、立ち並ぶヤシの木に、サラサラの砂浜が広がる南国リゾートプールが魅力。
名前はハードロックなのに、特に子連れ家族におすすめしたいホテルです。
良い点
セントーサ島の主要スポットに歩いていけるので、海外旅行に慣れていない家族連れでも安心です。
ホテル内の無料プールには、砂浜ビーチが広がり、ヤシの木の木陰でデッキチェアに体を預ければ南国に来た感に浸れます。
残念な点
ハードロックホテルシンガポールは、高級ホテルなので値段はそれなりにします。
でも、
- きめ細かなホスピタリティ
- 随所にあふれるラグジュアリー感
はあまり期待できません。
シンガポールにおいて、このホテルが特別劣っているわけではありませんが、
- プールに期待している
- 日本と同じクオリティの質は求めない
- むしろ日本との違いを楽しめる
ような人におすすめです。
ホテル基本情報
チェックイン・アウト時間
ホテルのランク
ホテルのグレードを4つに分けるとすると、ハードロックホテルシンガポールは「高級ホテル」です。
- 高級ホテル ←ここ
- スタンダードホテル
- バジェットホテル
- 格安宿
でも、
- ホテルの風格
- アメニティ
- 朝食
は限りなくスタンダードホテル寄り。
我が家のように、5つ星という点には期待せず、素敵なプール目当てで泊まる分にはまったく問題ないでしょう。
部屋の種類 & 料金
部屋は全部の4つのタイプがあります。
ホテル立地とアクセス
ハードロックホテルシンガポールは、本島と橋でつながったセントーサ島にあります。
ユニバーサルスタジオに最適な立地
セントーサ島内のメインエリアにあるので、ホテルから主要スポットへのアクセスは抜群です。
- ユニバーサルスタジオシンガポール:徒歩3分
- アドベンチャー コーヴ ウォーターパーク:徒歩2分
- S.E.A アクアリウム:徒歩2分
- フードコート:徒歩3分
- 飲食/物販エリア:直結
これらの場所を地図にまとめてみました。
地図に載っている範囲は徒歩圏です。
赤枠で囲ったホテル周辺に、主要観光スポットが集まっているのがわかります。
ホテルへのアクセス
チャンギ空港からホテルへの主なアクセスは、
- タクシー
- 公共交通機関(MRTとモノレール乗り継ぎ)
の2通りありますが、私はタクシーをおすすめします。
公共交通機関は、時間がかかる上に乗り継ぎが2~3回あるため、大きな荷物での移動はしんどいです。
客室フロアまでの紹介
それではここから、ホテルの様子を紹介していきます。
外観 & ロビー
ホテルには2つの入口があります。
タクシー、自家用車のアクセスでたどり着くのが、こちらの正面玄関です。
正面玄関を入ると、すぐ左手にフロントが見えてきます。
私たちがホテルに着いたのは22時過ぎ。
前のお客さんの対応が長引いていて、自分の番まで結構待たされました。
フロント前に待ち列レーンが用意されているので、ピーク時はかなり待たされるのかも。
フロントのちょっとした小物には、さりげないロック感が。
まばらにイスが並べられたロビーに高級感はなく、どちらかというとカジュアルな雰囲気です。
ホテル内には、往年の音楽界にまつわるアイテムが所々に飾られています。
ハードロックに限らず、存命のポップスシンガーのコレクションもありました。
エレベータ&客室フロアの廊下
エレベータに向かう途中には、ロックバンド史上最多のグラミー賞を受賞しているU2のギターが。
私はロックに詳しくないですが、ファンにはたまらないでしょうね。
エレベーターに乗ってわかったのですが、ここまで紹介してきたロビーは実は2階。
客室からロビーに戻るときは、要注意です。
エレベーターホールは、落ち着いたロックテイスト。
ロックスターの写真が並びます。
客室に続く緩やかに曲がった廊下は、ごく普通のシティホテル風ですね。
部屋の宿泊レビュー
今回泊まったのは、プールが見えない側のデラックスツインで、このホテルで一番安い部屋タイプです。
コの字型建物の内側に並ぶプールビューの客室は、割増料金がかかります。
ベッドルームは余裕の広さ
デラックスルームは35~40平米あり、大きなスーツケース2個広げても余裕の広さ。
ダブルベッドが2つ間隔を開けて並んでいます。
同じ価格でバルコニー付の場合もあるようです。
部屋を反対から見るとこんな感じ。
ベッドの正面に55インチの壁掛テレビがあります。
フロアマットは、ギターのピック型。
ベッドサイズ
2台あるダブルベッドは十分な幅があり、小学校低学年の子どもと添い寝しても大丈夫でした。
シーツにはギターの刺繍。
さらによく見ると、光の加減でうっすらギターの模様が浮かび上がります(見えますか?)
窓からの眺め
プールビューではないこの部屋からは、ホテルの外側が見えます。
それほど大きくない窓ですが、まるで絵のように切り取られた風景と部屋のコントラストが私は好きです。
右奥には、本島からセントーサ島に伸びているCable car(ローブウェー)が、左手にはエクエリアスホテルが見えます。
セントーサ島内は、意外に緑が多いです。
テーブル・ソファの有無
テーブルは簡素な2人掛けの円卓が一つ。
メイクをするならこの円卓ですね。
リゾートホテルと割り切っているのか、壁際によくある鏡付き執務デスクはないです。
テーブル上の備品には、ギターのピックやホテルのロゴがあしらわれていました。
コンセントの形
枕元にコンセントがあるので、スマホの充電も問題なし。
ただし、電圧は日本とは違う240Vです。
海外対応していない家電を変圧器なしでつなぐと壊れるので、注意しましょう。
持っている家電が240Vに対応しているかは「家電が海外対応か調べる方法」をぜひ参考にしてください。
とはいえ、たいていのスマホ充電器は海外電圧に対応してます。
コンセントの穴は、世界中のコンセントの形に対応したユニバーサルタイプ。
海外対応の家電を変換プラグなしでそのまま挿せます。
部屋のWi-Fi・ネット環境
ホテル内はWi-Fiが飛んでいますので、快適にネットに繋げます。
エアコン
エアコンは、客室ごとに温度設定できるタイプ。
安宿にある強弱しか調整できないエアコンと違って、好みに合わせて調整しやすいですね。
収納クローゼット
収納は、クローゼットとカバン台があります。
バスルーム(トイレ・風呂)
バスルームは、使いやすさ重視のシンプルタイプです。
バスタブはなく、洗面台、シャワーブース、トイレがやや広めのスペースにまとまっています。
ポイントは、ユニットバスではなく、
- シャワーブース
- トイレ
それぞれに扉がついていることですね。
誰かがトイレに入っているときに、別の人が洗面台を使えるので、朝の支度がスムーズです。
また、シャワーブースに扉がついているので、バスルームをずぶ濡れにすることなく、日本人でも抵抗なく使えると思います。
バスアメニティを入れる箱は、ギター型です。
トイレは、ウォッシュレットなしの海外標準タイプです。
トイレットペーパーに貼られたシールはコンサート仕様。
バスルームにシェーバー用のコンセント(240V)もあります。
ベッドルームのコンセントと同じく、海外対応していない家電を変圧器なしでつなぐと壊れるので、注意しましょう。
持っている家電が240Vに対応しているかは「家電が海外対応か調べる方法」をぜひ参考にしてください。
このコンセント穴の形も日本に対応したユニバーサルタイプです。
バスルームにある
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
は、備え付けの詰め替えボトルタイプ。
高級感はないですが、我が家は気になりません。
におい、清潔感
バスルームで、特に気になる嫌なにおいはなく、快適に使えました。
- シャワーブースのパッキンが外れかかっている
- バスルームの壁の汚れがやや目立つ
などはありましたが、東南アジアだと思えばこんなもんです。
蛇口の水は飲める
シンガポールでは、日本と同じく水道水を飲めます。
シンガポール在住の我が家では、炊飯や料理にも水道水を使っているくらいです。
バスルームの壁は半透明
海外の高級ホテルでは、壁が透明ガラス張りで寝室から丸見えのバスルームを見かけますが、このホテルは半透明のガラス張りでした。
あえてデメリットを挙げるなら、夜中に誰かがバスルームを使うと、寝室まで明るくなってしまう点ですね。
アメニティは?
次に、部屋のアメニティを見ていきます。
バスアメニティ
上の写真のアメニティはこちら↓
- ボディローション
- 歯ブラシ
- カミソリ
- シャワーキャップ
- サニタリーバッグ
- バニティキット
最低限はそろっています。
コロナ禍限定だと思いますが、衛生用品がベッドサイドありました。
チャック付の白い袋の中に入っていた衛生用品がこちら。
- マスク
- 除菌シート
- 消毒アルコール
飲料水・コーヒー・ティー
客室のミニバーがこちら。
- TWGの紅茶
- コーヒー
- 紙パック飲料水
5つ星にしては、ずいぶんシンプルです。
水は紙パックです。
シンガポールは、水ペットボトルの一人当たりの消費量が世界最多という課題を抱え、国を挙げてペットボトルを減らそうとしています。
部屋には水が2本しかありませんが、各フロアにウォーターサーバーがあるので、給水できます(後述)
スリッパ
部屋用スリッパは、よくある不織布製ではなく、きちんとした素材です。
このスリッパが持ち帰りOKなのは記念品として嬉しいです。
バスローブ
バスローブはクローゼットの中に入っています。
部屋の備品
次は、部屋に備え付けのアイテムです。
ドライヤー
日本のビジネスホテルよりはおしゃれなドライヤーです。
風流は可もなく不可もなく。
冷蔵庫
写真を取り忘れましたが、冷蔵庫はミニバーの下にありました。
その他
セーフティボックス(金庫)は、クローゼットの中に。
アイロンが部屋にあるのは珍しいですね。
アイロン台もあります。
翌日の部屋清掃が不要なときは、「ドアベル不可」のスイッチをオンにするだけです。
ホテルの朝食ビュッフェ
朝食ビュッフェの会場は、ロビーと同じ2階にあります。
高級感はないですが、ローカルフードが充実しているので、ホテルの朝食で郷土料理をいろいろ楽しめて私は好きです。
子どもが喜ぶカップデザート、ヨーグルト、マフィンなどもポイントが高いです。
朝食について詳しくは「ハードロックホテルシンガポール 朝食ビュッフェ レビュー」にまとめています。
館内施設をレビュー
ホテル内にある施設やサービスがこちらです。
- プール
- ジム&キッズルーム
- ウォーターサーバ&製氷機
- ロビーラウンジ&バー
- 朝食レストラン
- ショップ
- 外貨両替
- 洗濯サービス
ランドリーサービス(洗濯)
ハードロックホテルには、コインランドリーはありません。
その代わりに、有料の洗濯サービスはあります。
料金表がこちら
結構いい値段します。
でも、部屋で手洗いしなくていいので、旅行を楽しむ時間を増やせますね。
プール
ハードロックホテルの売りはなんと言ってもプールです。
我が家がこのホテルを選んだのも、このプールが魅力的だったから。
実際に子連れで泊まってみて、
- 南国リゾート感のあるプール
- 子どもが喜ぶスライダー
- プライベートビーチ風の砂浜プール
など、期待どおり素敵なプールでした。
プールについて詳しくは、「ハードロックホテルシンガポールの映えプールを徹底レビュー」にまとめています。
ジム&キッズルーム
ジムは2階にあります。
そして、こちらがキッズルーム。
ただ、キッズルームはコロナで営業を中止しており、2023年4月時点でも再開していません。
売店(ロックショップ)
ロビーには、ハードロックホテルにちなんだアイテムを取り揃えたRock Shopが。
宿泊していなくても、この店に入れます。
私の中で、ハードロックカフェやホテルの記念品といえば、
- ピンバッチ
- Tシャツ
です。
ずらりと並んだシンガポール限定ピンバッチ。
そして、こちらはシンガポール限定のマグネットです。
もちろん限定Tシャツも売ってます。
宿泊客は、ルームキー提示で10%オフで購入できます。
ウォーターサーバー&製氷機
各階のエレベーターホールには、ウォーターサーバーがあります。
よく見ないと、その存在に気づきません。
この扉を開けて入ると中には、
- ウォーターサーバー
- 製氷機
があります。
マイボトルがあれば、ここで給水して観光に繰り出すこともできますね。
この空間の床や壁は、結構ボロボロで、エレベーターホールの整った雰囲気とのギャップがまた味わい深い。
隠しきれない東南アジア感。
ロビーラウンジ&バー
ロビー前のオープンスペースには、バーカウンターがあり、昼間からアルコールを楽しめます。
夜になると、ムーディーな雰囲気に。
この奥にはロックバーテラスと呼ばれるロビーラウンジ的なエリアが。
外から見るとこんな感じ。
夜にはロックバンドによる生演奏を聞きながら、アルコールを楽しめます。
夜にロビーに行くと、大音量でロックが響きわたっていました。
外貨両替
日本円をシンガポールドルに両替できる両替機がロビーにあります。
両替レートは良くないですが、ホテルで両替できる安心感は大きいですね。
駐車場
宿泊客は、無料でバレットパーキングを利用できます。
車を傷つけられるリスクはありますが、ロビー前で車の荷物を下ろして、そのままチェックインに向かえるので快適です。
スタッフの対応
仰々しさや、礼儀正しさを前面に出した接客ではなく、どちらかというとフレンドリーな感じです。
状況に合わせた臨機応変な対応に好感が持てました。
私が泊まったときは、日本語を話せるスタッフは見かけせんでした。
周辺情報を詳しく
ホテル選びは、館内だけでなくその周辺情報も気になりますよね。
そのあたりもしっかり紹介していきます。
周辺地図
ハードロックホテルと周辺施設を地図にまとめました。
この地図で見えている部分は、ホテルから徒歩圏です。
かなり便利な立地ということがわかります。
ハードロックホテル周辺の詳しい地図(英語)はこちら。
コインランドリー
ホテル周辺にコインランドリーはありません。
手洗いするか、ホテル内の洗濯サービス(ランドリ―サービス)を利用することになります。
スーパー・コンビニ
ホテルがあるのは住宅地ではなくリゾートエリアですので、近くにスーパーやコンビニはありません。
徒歩圏ではありませんが、最寄りのスーパーは、本島に橋で渡ってすぐのVivo Cityというモールにあります。
飲食店も充実
ハードロックホテルの裏口は、魅力的な飲食店が立ち並ぶ、飲食・物販エリアに直結です。
ラインナップとしては、
- チキンライス、ビーフヌードルなどのローカルレストラン
- カヤトーストで有名なカフェ
- ハードロックカフェ
- 小籠包が人気のディンタイフォン
- マクドナルド、テキサスチキンなどのファストフード
- ローカル料理が色々楽しめるフードコート
など充実しており、連泊しても飽きることはないと思います。
観光地
ハードロックホテルからは、セントーサ島にある観光スポットのうち
- ユニバーサルスタジオシンガポール:徒歩3分
- アドベンチャー コーヴ ウォーターパーク:徒歩2分
- S.E.A アクアリウム:徒歩2分
の3施設へのアクセスが最強です。
この中でも、ユニバーサルスタジオシンガポールは、USJにはないアトラクションを楽しめて特におすすめ。
また、最寄駅(セントーサエクスプレス)へも徒歩4分と近いので、セントーサ島内のほかの観光スポットへのアクセスも快適です。
ホテル裏口への行き方
ホテルから、飲食・物販エリアやUSS側に行くには、ホテル裏口を使うのが最短です。
ただ、そのルートが非常にわかりにくいので、写真付で紹介します。
まず、ロビーにあるロックバー左手のドアから建物の外に出ます。
プールを右手に見ながら建物に沿って歩いていくと、プールバーが見えてきます。
すると、その先右手に野外ステージが見えてきます。
野外ステージを右手に見ながら、まっすぐ進むと正面に階段が。
この階段を降りたら、飲食・物販エリアに着きます。
ホテルに戻るときのために、帰り道の写真も載せておきます。
飲食店エリアにあるハードロックカフェを左手に見ながら直進すると、「Hard Rock Hotel」と書かれた入口が見えてきます。
この階段を上がれば、先ほど紹介したホテル内の野外ステージ横に出ます。
街の安全性
我が家は、シンガポールに家族で住んで5年目です。
シンガポールの安全性について聞かれることがありますが、
- 真夜中に出歩かない
- 人気のない暗がりに行かない
などを日本と同じように意識していれば、女性が夜に出歩くこともできます。
シンガポールは、東南アジアのほかの国に比べたら圧倒的に治安がいいです。
お得な予約方法
ハードロックホテルの予約は、旅行予約サイト経由がお得です。
各予約サイトが初回割、タイムセールなどで安さを競っていますので、最安料金のサイトで予約しましょう。
各旅行予約サイトの値段比較
各予約サイトの料金比較
空室状況、時期などで料金が各社変動しますが、私はAgodaで予約することが多いです。
各社タイムセールが頻繁に実施されます。
本日のセール価格をチェック↓
エキストラベッドの値段
公式サイトで予約する場合、エキストラベッドの追加は1人S$70++かかります。
Additional daily rate of SGD70++ per room will be levied on pull-out bed and amenities for third guest.
参考:ハードロックホテル公式サイト
旅行予約サイトで予約時のエキストラベッド料金は、ホテルに問い合わせた方がよさそうです。
FAQ
- Qハードロックホテルの料金は?
- A
5つ星ホテルだけあって高めですが、立地、素敵なプール目当てならアリです。
部屋タイプ別の料金目安はこちら
- Qハードロックホテルのアメニティは?
- A
高級感はありませんが、一通りそろっています。
アイテムのレビューはこちら
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