シンガポールエアショー2020に行ってきました。
この記事では、デモフライトとアクロバット飛行の様子について書いています
シンガポールエアショー2020のメイン記事は、「シンガポールエアショー2020/飛行機好きの夢の祭典に行ってきた」をご覧ください。
デモフライト・アクロバット飛行概要(Aerial Display)
エアショーといえば、やはり私の楽しみはデモフライトです。
せっかくなら飛んでいる飛行機が見たいですよね。
今年の一般公開では、
- 5機種のデモフライト
- 1チームのアクロバット飛行
がありました。
この動画で、デモフライト、アクロバット飛行の様子がわかります。
韓国空軍のアクロバットチーム「ブラックイーグルス」は、残念ながら開催直前に飛来がキャンセルになりました。
デモフライトのスケジュール
デモフライトのスケジュールはこちらです。
日によって内容が若干違う点に注意してください。
一般公開日でB-52が登場するのは、土曜日だけでした。
また、デモフライト中は、会場に隣接するチャンギ国際空港での旅客機の離発着が禁止になります。
シンガポールの玄関口である国際空港をショーのために止めてしまうなんて、シンガポールの意気込みが感じられます。
デモフライトのおすすめ見学場所
飛行展示(ショー)を見るのにベストな場所は、「Plaza(プラザ)」と呼ばれる広場です。
展示飛行は、このPlazaをセンターにして行われます。
特に、F-35Bの低空ホバリングは、このプラザの正面の海上で行われました。
こちらがプラザから海側を見た様子です。
遮るものが何もないのでよく見えます。
飛行機が大空を駆け巡るほかの演目は、プラザ以外の屋外展示エリアからでも見えます。
他の多くの航空ショーとは異なり、シンガポールエアショーの会場は、滑走路に面していません。
そのため、離着陸の様子は見ることができません。
デモフライト・アクロバット飛行に登場した航空機
ここからは飛行展示の様子を順番に紹介していきます。
シンガポール空軍 F-15SG & AH-64D
シンガポール空軍は、戦闘機 F-15SGとヘリコプター AH-64Dという異色の組み合わせでのデモフライトを見せてくれました。
ヘリコプターができる機動なんて大したことないだろうと侮っていたら、宙返り寸前のようなダイナミックな演技もありました。
その隙間を縫って、F-15SG飛び回ります。
F-15SGがこれでもかってくらいフレアをまき散らしていたのが印象的でした。
当日の演目パターンは、シンガポール国防省のサイトで図解されています。
中国空軍 J-10
今回の飛行展示で一番エアショーらしい演目だったのは、中国空軍のアクロバットチームです。
6機のJ-10が大空を飛び回って、アクロバット飛行を見せてくれました。
カラースモークを出しながら飛ぶ姿は青空に映えます。
アメリカ海兵隊 F-35B ライトニングⅡ
午後の部のトップバッターは、アメリカ海兵隊のF-35Bによるデモフライトです。
F-35Bは、大空を駆け巡った後、会場の目の前の低空で
- 空中停止(ホバリング)
- 真横への移動
- その場で向きを変える
など得意とする機動を見せてくれました。
F-35Bの動きを生で見たのは初めてです。
頭ではわかっていても、空中で飛行機が停止している様子は違和感しかないです。
アメリカ空軍 F-22 ラプター
F-35Bに続いて、アメリカ空軍のF-22ラプターの登場です。
従来の戦闘機では考えられないような、機敏な動きを見せてくれました。
アメリカ空軍 B-52 ストラトフォートレス
アメリカ空軍のB-52は、グアムの空軍基地からやってきました。
かなり遠方を通過飛行(フライパス)しただけでしたが、重低音と大きさで存在感がありました。
撮影用情報:会場は北北東向きの順光
エアショー会場は、北北東向きです。
シンガポールは、ほぼ赤道直下に位置していますが、2月は真上よりも少し南側を太陽が通過します。
- 1回目のフライト:太陽はほぼ真上で、順光寄り
- 2回目のフライト:ほぼ順光
まとめ
- デモフライトは、エアショーのメインイベント
- シンガポールエアショー2020のデモフライトは1日2回
- 回や日によって内容が違う
- Plazaから見学するのがベスト
- 今年は、中国空軍のチームが J-10でアクロバット飛行
- シンガポール空軍、アメリカ海兵隊、アメリカ空軍もデモフライトを披露
- 会場は北北東向き、ほぼ順光
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