シンガポール在住のナナフシです。
シンガポールエアショー2020に行ってきました。
この記事では、地上展示と屋内展示場の様子について書いています
シンガポールエアショー2020のメイン記事は、「シンガポールエアショー2020/飛行機好きの夢の祭典に行ってきた」をご覧ください。
シンガポールエアショー2020会場のマップ
こちらがエアショー会場のレイアウトマップです。
会場は大きく分けると
- 地上展示(Static Aircraft Display Area)
- 屋内展示(Exhibition Hall)
- デモフライト観覧スペース(Plaza)
- VIP用商談会場(Chalets)
に分かれています。
地上展示(Static Aircraft Display Area)
屋外展示(地上展示)は、例年に比べると、新型コロナのため展示機数が圧倒的に少なかったですが、それでも私には十分見ごたえがありました。
地上展示されていた飛行機
シンガポール空軍 F-15SG イーグル
こちらは、シンガポール空軍のF-15SGで、F-15Eの派生型です。
F-15は、シンガポールのナショナルデーパレード(建国記念日の式典)のときに、毎年市街地上空で展示飛行をしていますので、シンガポールではおなじみの機体です。
F-15SGは、2機展示されており、若干塗装が違いました。
シンガポール空軍 F-16C/D ファイティングファルコン
こちらのF-16C/Dもシンガポール空軍の展示です。
F-16は、シンガポール空軍が最も多く保有している機種です。
機体の周囲にフェンスはあるものの、かなり近くでじっくり見れます。
シンガポール空軍機は、例年ですとコックピットを公開していることが多いのですが、今年はありませんでした。
シンガポール空軍 A330MRTT 空中給油/輸送機
次は、シンガポール空軍のA330MRTT 空中給油/輸送機です。
A330MRTTは、2019年のナショナルデーパレードで、F-15SGにエスコートされながら登場し、市街地上空を通過しました。
近くから見上げると、やっぱり大きいです。
RSAFは、「The Republic of Singapore Air force(シンガポール空軍)」の略です。
会場には、なぜかコスプレした人たちがいたるところにいました。
あまりに本格的なので、一般人ではない気がします。
スターウォーズの他に、アベンジャーズ、マリオ&ルイージなどもいて、写真撮影にも応じてもらえました。
マレーシア空軍 A400
こちらのA400は、マレーシア空軍に2017年に導入されました。
ずんぐりとした形で、決してスマートではないですが、どこか憎めないシルエットです。
エアバスの宣伝も兼ねて展示されていました。
主翼の下では、マレーシア空軍がオリジナルグッズを販売していました。
日本では絶対に手に入らないようなアイテムが盛りだくさんです(写真を撮り忘れました)
アメリカ海軍 P-8 ポセイドン
こちらはアメリカ海軍のP-8ポセイドン。
P-8は、潜水艦を探す飛行機です。
翼の下で、クルーが談笑していました。
正直暇なんでしょうね。
このゆるい感じ好きです。
アメリカ空軍 C-17 グローブマスター Ⅲ
アメリカ空軍のC-17も会場で結構存在感がありました。
アメリカ陸軍の全種類の車両、航空機を積めると言われる機内は巨大です。
アメリカ空軍 KC-135 ストラトタンカー
アメリカ空軍の空中給油/輸送機 KC-135も展示されていました。
空中給油用のノズルってこんなに大きいのですね。
アメリカ海軍 F/A-18E スーパーホーネット
こちらはアメリカ海軍の空母にも搭載されている F/A-18E です。
タイ空軍 F-5TH タイガー
こちらは、タイ空軍のF-5THです。
日本ではなかなか見られないと思います。
F-5THは2基展示されており、単座機と複座機でした。
今回展示されている他の戦闘機に比べると小型です。
アメリカ海兵隊 UH-1Y ヴェノム
屋外展示場の端のほうに、米軍のヘリコプターがまとまって展示されていました。
こちらは、アメリカ海兵隊のUH-1Yヴェノム。
アメリカ海軍 MH-60R シーホーク
こちらは、アメリカ海軍のMH-60Rシーホーク。
アメリカ海兵隊 AH-64 アパッチ
アメリカ海兵隊のAH-64アパッチも展示されています。
このヘリコプターエリアには、ヒマを持て余したクルーが多く、話しかけられ待ちしてます。
話しかけると、気さくに受け答えしてもらえます。
アメリカ海兵隊 MV-22B オスプレイ
こちらは、何かとニュースで話題に挙がることの多いアメリカ海兵隊のMV-22Bオスプレイ。
尾翼にトラの絵がついたこの飛行隊は、沖縄の普天間基地所属です。
日本から遠く離れたシンガポールで見かけるとは不思議な感じです。
スバル ベル 412EPX
日系メーカーも出展していました。
こちらは、スバルのヘリコプター、ベル412EPXです。
実に地味です。
ホンダジェット Elite
ホンダジェットもありました。
ホンダジェット Eliteは、初代ホンダジェットの後継機種として、2018年に発売されたモデル。
俳優トム・クルーズが買ったのは、同じ機種の特注塗装版です。
バンコクエアウェイズ ATR72-600
航空会社で活躍中の機体も展示されていました。
こちらは、 バンコクエアウェイズ のATR72-600です。
一部の航空機は、商談日のみの展示
エアショー開幕時(トレードショー期間)には、エンブラエルのE195-E2(旅客機)も展示されていました。
でも、私が行った一般開放日には、すでに帰ってしまっていました。
こんな感じなので、目当ての機体が一般開放日にも展示されているかは、当日にならないとわかりません。
屋内展示(Exhibition Hall)
屋外展示や、デモフライト以外に、屋内展示も見逃せません。
屋内展示マップ
こちらが屋内展示エリアのマップです。
建物は一部が2階建てで、
- 1階:展示エリア
- 2階:飲食店、VIPエリア
の構成です。
屋内展示の様子
この入り口から、屋内展示エリアに入ります。
こちらが屋内展示会場の様子。
広大なスペースなので、私は屋内展示だけで何時間も楽しめます。
盛り上がっていたエリアの一つが、こちらのシンガポール空軍の展示ブース。
- クイズに答えると記念品がもらえる
- 簡易フライトシミュレータ体験
- マスコットキャラクターがステッカーを配布
など、力を入れていました。
会場内で、一番大きなブースを出していたのは、ST Engineeringです。
ST Engineeringは、シンガポールに本社がある航空・宇宙・防衛産業企業です。
日本でいうと三菱重工のような存在でしょうか。
展示内容は、
- 旅客機内の座席、トイレのモックアップ
- 戦車、装甲車
- ドローン
- 各種シミュレータ
など、幅広いラインナップでした。
こちらはエンジンメーカーの展示。
こちらは、航空機メーカーSAABの展示。
このSAABのように、商談日にのみ稼働し、一般公開日には中に入れないブースが屋内展示場にたくさんあります。
シンガポールエアショーのマスコット「キャプテン レオ」と「レオナッテ」が館内を歩いていました。
こちらはロールスロイスのブース。
もちろんボーイングもあります。
日系メーカーも頑張っていましたよ。
まずは、三菱スペースジェットです。
機内のモックアップが展示されていました。
でも、一般公開日には営業していなかったので、外から眺めるだけです。
スバルも出展していました。
東京都の企業は連合チームで出展していました。
下の写真は、愛知県の航空産業コンソーシアム。
小さい、、、
エアバスのブースは、公開されていませんでしたが、そこでスタッフ1名がクイズ大会をしていました。
右手の人だかりが、クイズ大会の集まりです。
私は子どもと参加しましたが、参加者はほぼ大人で、皆本気モード。
正解すると、エアバスグッズがもらえるのですが、問題がマニアックすぎて私には全くわからず。
そんな様子を見ていたスタッフが、「子どもに参加賞として」と言って、ピンとタグをプレゼントしてくれました。
下の写真の「エアバス」と書かれたタグもエアバスのクイズ大会でもらえました。
下段のタグは、シンガポール空軍の展示コーナーでもらったグッズです。
その他にも、屋内展示では、無料のグッズや、パンフレットなどをたくさんもらいました。
例えばこちらは、アメリカ企業の展示ブースでもらったガイドブック。
中身はほぼアメリカ企業の宣伝ですが、飛行機好きにとっては結構面白い内容が載っています。
まとめ
- シンガポールエアショーの地上展示では、戦闘機から大型輸送機まで様々な飛行機を間近で見られる
- 日本では見られないような機種も多い
- ホンダジェットなど民間機の展示もあり
- 一部の飛行機は、一般公開日前に帰投してしまうこともある
- 屋内展示も見どころ盛りだくさん
- しかし、屋内展示ブースの半分くらいは一般公開日に営業していない
- さまざまな無料グッズがもらえるのも屋内展示の楽しみ方のひとつ
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