シンガポールの4大動物園の1つ、ナイトサファリにコロナ対策中に行ってきました。
コロナ対策中のナイトサファリは、政府の新型コロナウイルス対策に従って、様々な対策を取っているため、通常時とは異なる点がいろいろあります。
- 今は事前に時間指定予約が必要って聞いたけど本当?
- どうやって時間指定予約するの?
- トラムの待ち時間は?
など、ナイトサファリに行くにあたって、知っておきたい最新情報をレポートします。
シンガポールのナイトサファリとは?
「ナイトサファリ(Night safari)」は、シンガポールの4大動物園の1つで、夜だけオープンする動物園です。
<シンガポール 4大動物園>
- シンガポール動物園(Singapore Zoo)
- リバーサファリ(River Safari)
- ナイトサファリ(Night safari)
- ジュロンバードパーク(Jurong Bird Park)
そして、夜だけ営業する異色の動物園にも関わらず、年間100万人以上が訪れる人気観光地です。
真っ暗な熱帯雨林の中で、目を凝らしながら動物を探す体験は、動物園というよりむしろアトラクションと言う方が近い感覚です。
本記事内のチケット料金、マップ、イベント情報を含むすべての情報は注記がない限り、「新型コロナ対策が適用されている、2020年10月末現在の情報」です。最新の情報については、ナイトサファリ公式HPの情報をご確認ください。
筆者は年間パスポートを保有、これまでに3回ナイトサファリに行っています
このブログの筆者ナナフシは、シンガポールに住んでおり、
- ナイトサファリ
- シンガポール動物園
- リバーサファリ
- バードパーク
の4園に入れる年間パスポートを持っています。
頻繁に訪れているメリットを生かして、少しでも役立つ情報を提供できたらうれしいです。
コロナ制限中と通常時のナイトサファリで違う点は?
ナイトサファリは、新型コロナ対策のサーキットブレーカー(移動制限)発令中は休業していましたが、フェイズ2に入り規制が緩和されたのを受けて、20年7月末に営業を再開しました。
ただし、コロナ対策のため、いろいろな点が通常時と違いますので順に説明していきます。
訪問前に必ずチケットの予約が必要。当日予約できるかは、混雑状況次第
通常時は、当日現地に行ってから、窓口でチケットを購入する方法もありました。
しかし、現在は混雑回避のため、訪問前に日時を指定したチケット購入する完全予約制です。
週末の早い時間帯は、直前には埋まってしまっている場合がありますので、予定が決まったら早めに予約するのがオススメです。
我が家は、年間パスポートを持っており、訪問の1週間前に予約しました。
日によっては当日予約でも、早い時間帯の枠が空いてます。
当日にしか、予定を決められないという方も、あきらめずに予約サイトをぜひチェックしてみてください。
これからチケットを買う場合
これから新たにチケットを買う方は、ナイトサファリの公式HPで、事前に「訪問日」、「入場時間」を指定してチケットを購入しておきましょう。
日付や時間が指定されていないチケットをすでに持っている場合
日付や時間が指定されていないチケットをすでに持っている方は、公式HPの予約ページで、「訪問日」、「入場時間」を指定しましょう。
追加料金は不要です。
年間パスポートを持っている場合
ナイトサファリの年間パスポート(年パス)を持っている方は、通常時と同じように、会員サイトから時間指定予約すればOKです。
公式HPによると、年パス保有者のための優先予約枠が設定されています。
We have specific timeslots allocated to members only. Please access the Membership Portal here to book your visit date and entry time before your visit.
出典:Wild Reserves Singapore公式HP
繁忙日と通常日でチケットの値段が違う
通常時は、いつ行っても値段は同じでしたが、今の時期は混雑回避のためか、通常日と繁忙日で、値段が違います。
在住者の向けのチケット料金
シンガポール在住者は、通常日で30%割引、繁忙日で10%割引のチケットを購入できます。
〇在住者向けチケット料金
<通常日>
- 大人:35.7シンガポールドル(30%オフ)
- 子供:23.8シンガポールドル(30%オフ)
※2020年10月末現在
〇在住者向けチケット料金
<繁忙日>
- 大人:45.9シンガポールドル(10%オフ)
- 子供:30.6シンガポールドル(10%オフ)
※2020年10月末現在
料金一覧は下記の通りです。
出典:ナイトサファリ公式サイト
観光客向けのチケット料金
今の時期に、シンガポールに観光目的で入国される方はいないと思いますが、観光客(在住者以外)のチケット料金も設定されているので、参考に載せておきます。
下記の通り、通常日で10%割引、繁忙日で5%割引のチケットを購入できます。
出典:ナイトサファリ公式サイト
現在のナイトサファリは、木曜日~日曜日の週4日しか営業していない
現在は、月曜~水曜は休業しています。
予約時の日付選択画面を見ると、下記のように木曜~日曜だけ選択できるようになっています。
出典:ナイトサファリ公式サイト
通常より営業時間が短い
通常の営業時間は「19:15~24:00」ですが、今は「19:15~23:00」の短縮営業中です。
※2021年1月21日追記
現在は、通常の営業時間に戻っています。
現在の営業時間: 19:15~24:00
ただし、入場時間枠は通常より少ないままなので、ご注意ください。
2021年1月21日現在も、
- 19:15
- 20:15
- 21:15
の3枠しかありません。
予約した指定時間から45分以内に入園しましょう。
エントランス前のレストラン、ギフトショップの営業時間は下記のとおりです。
<ナイトサファリ エントランス前の店舗の営業時間>
- レストラン(Ulu Ulu Safari Restaurant):18:30~22:00
- エントランス前のギフトショップ:18:30~23:00
上記の店は、18:30からオープンしているので、早めに着いて、夕食を食べたり、ギフトショップを見て回るのもアリです。
18:30より早く、夕食を食べたい方は、歩いて数分のところにあるシンガポール動物園(Singapore Zoo)の入り口前の「Inuka cafe」、「Ah Meng Kitchen」、「Chawang Bistro」が、18:30までは営業しています。
メインのショーやその他イベントが休止または変更になっている
新型コロナ感染防止対策の一環で、円形劇場での動物のショーを含む、複数のイベントが変更または中止になっています。
出典:ナイトサファリ公式サイト
いざ、シンガポール ナイトサファリへ
今回私たちは、10月の某土曜日にナイトサファリに行ってきました。
新型コロナが流行する前に行った前回は、トラムには乗らず歩いて園内を回りましたので、今回はトラムに乗ってナイトサファリを回ります。
日本語の園内マップ
ナイトサファリには、2つの楽しみ方があります。
- 音声ガイド付トラムに乗って園内を回る(トラムライド)
- 徒歩で園内を回る(ウォーキングトレイル)
注意点は、トラムライドとウォーキングトレイルでコースが異なることです。
決して、徒歩ルートをトラムで移動するというわけではありません。
- トラムライドのコース:地図内の灰色ルート
- ウォーキングトレイルのコース:地図内の黄、赤、オレンジ、ピンク色ルート
そのため、コースによって、見れる動物が異なります。
ナイトサファリ入り口の混雑状況
ナイトサファリのエントランスに到着したら、まず在住者の皆さんはよくご存じのSafe Entry(濃厚接触者追跡のためのシステム)をスキャンし、チェックインします。
私は、19:15の入場枠を予約していて、5分前にメインエントランスに到着しました。
上の写真で何となく入り口に向かう列ができていますが、列は流れているのでスムーズです。
通常時は、ここですでに長い待ち列ができている日がありますので、入場制限のおかげで快適ですね。
この列に沿って進みながら
- サーモグラフィでの検温
- Safe Entryのチェックイン画面の提示
- 予約した入場時間を提示(スマホ画面など)
を順に済ませ、Entryの表示に従って進みます。
ゲートまで来たらチケットを提示して、いざナイトサファリへ。
トラムの待ち列へ
今回は、追加料金無しで乗れる「英語トラム」に乗るのが目的なので、「TRAM RIDE」の看板に沿って進みます。
「英語解説のトラムで楽しめるか心配」
という方もいると思いますが、結果的には英語でも全く問題なく楽しめました。
なぜなら実際、動物を探すのに必死で解説をほとんど聞いていないからです(笑)
さらにルートを進んで、別の「TRAM RIDE」の看板に従って進みます。
数分おきにトラムがやってくるので、待ち列は結構スムーズに進みます。
もうすぐで乗れる、と思ったら、トラムが通る道を挟んで反対側にあるトラム駅2に案内されました。
トラム駅2から見たトラム駅1の様子が下の写真です。
日が落ちて暗くなってきた中に、オレンジがかった照明で照らされたトラム乗り場が浮かび、何とも言えないいい雰囲気です。
ワクワク感が高まります。
反対側の駅に到着したトラムにお客さんが乗り込みます。
セーフディスタンスを確保するため、前後の席は空席にしていました。
前の座席にお客さんがいないので、動物が見やすくていいと思います。
トラムが出発する様子を撮りたかったのですが、写真で見る以上に実際は暗いので、うまく撮れません。
トラムに乗車
私たちが乗るトラムがやってきました。
入門からトラムに乗るまでの待ち時間は15分でした。
通常時は、このトラムの待ち時間が1時間以上のこともあるようなので、コロナで入場制限されている方がむしろ快適かもしれません。
※2022年1月3日追記
2021年8月、12月にナイトサファリを訪れたときもトラムは空いており、待ち時間は15分以内でした。
追記終わり
トラムの座席はこんな感じです。
有料の多言語トラムと車体は共通のようで、多言語案内用のシステムがついていました。
英語トラムとして運行されているので、もちろん私たちは使えません。
皆が乗車すると、トラム内の照明が消えて出発です。
夜の熱帯雨林の中がどれくらい暗いかというと、こんな感じです。
照明がなかったらほぼ何も見えません(笑)
ここからは、暗すぎてほとんどまともな写真を撮れなかったので、厳選した写真のみでお送りします。
真っ暗な熱帯雨林を進むと、ところどころうっすらと絶妙な明るさで照らされています。
こちらはアジアライオン。
トラムは走り続けているわけではなく、動物が見えるとこで、ときどきで止まってくれました。
暗闇の中で目を凝らして動物を探すのは、本当にジャングルの中を探検しているみたいでワクワクします。
柵がないので、まるで動物の生活エリアに入り込んだ気分です。
肉食動物や大型動物は、実際は柵や水堀の向こう側にいますが、暗いのでそれらは見えません。
おとなしい動物は、動物が生活している敷地にトラムがお邪魔するサファリパーク方式です。
こちらマレーバクも自由に歩き回っていて、写真に写っていないもう1頭は、手で触れられるくらいトラムに近寄ってきて大興奮。
どのコーナーも広い敷地を動物が自由に歩きまわれるので、動物が見つからないコーナーもありました。
でも、
「動物いないねー」
「あっ、あそこにいたっ!」
というやりとりも、楽しいです。
下の写真で、目の前に写っているのは、プライベートガイドツアーのバギーです。
ナイトサファリには、このように専属のプライベートガイドとともに、バギーと徒歩で2時間かけて園内を回る有料のガイドツアーもあります。
プライベートツアーのバギーは、トラムで回る私たちよりも、常にいい位置で動物を見学するので、ときどきバギーに視界を遮られるときもありました(笑)
でも、かなり高額なガイドツアーなので、しょうがないですね。
ゾウのエサやり、メインのショーの見学座席確保など特典もあるので、旅行で来ていて、一度きりのナイトサファリを120%楽しみたい!という方にはいいかもしれません。
楽しかったトラムライドが終わり、駅に帰ってきました。
トラムの所要時間
トラムの実際の所要時間は、35分間でした。
動物を探しながら夢中であちこち見ていると、あっという間です。
とはいえ、乗る前の待ち時間もありますので、小さいお子さんがいる場合は、待ち列に並ぶ前にトイレに行っておくのがオススメです。
動物のショー(Creatures of the Night)の混雑状況
トラムを降りて少し入り口方向に歩いたところに、動物のショー(Creatures of the Night Show)の入り口があります。
ナイトサファリのショーの入場方法、混雑状況など、詳しくは「【2021年訪問】シンガポールのナイトサファリ ショー最新事情」に書いてます。
また、トラムを下車した後に、徒歩でウォーキングトレイルを回ることもできます。
わが家の場合は、トラムライドだけですでに子供にとっては夜更かしの時間になったのでここで帰ることにしました。
シンガポール ナイトサファリの所要時間
この日、私たちは19:15に入場し、すぐにトラムに乗ってナイトサファリを巡り、ゲートを出たのが21:10でしたので、所要時間は約1時間でした。
ナイトサファリを最短時間で見学したい場合の回り方が、トラムライドだけで済ませる上記の回り方だと思います。
ただし、この所要時間は、トラムの待ち時間次第ですのでご注意ください。
ウォーキングトレイルという徒歩ルートでも見学する場合は、さらに1時間半かかりますので、合計所要時間は約2時間半です。
「トラムライドと徒歩ルートで見れる動物が違うなら、両方楽しみたい!」という方は、最低2時間半必要になります。
これに加え、さらに動物ショーも見る場合、待ち時間の関係で所要時間を読みにくくなります。
動物のショー(Creatures of the Night)自体は、30分間ですが、
- どの時間のショーを見るか
- 予約が取れるか
次第です。
コインロッカーはゲートの外にあります
旅行でナイトサファリに来たときに重宝するコインロッカーは、入園ゲートの外(サービスカウンター横)にあります。
このコインロッカーは、ゲートの外ですので、入園する前に手荷物を預けることができます。
ちなみに、シンガポール動物園のコインロッカーは、ゲートの中です。
ギフトショップで、ナイトサファリのTシャツを買いました
ナイトサファリには、お土産を売っているギフトショップがゲートの外に2か所あります。
在住者なので、普段ショップで何かを買うことはありません。
しかし、この日は何となく立ち寄ったギフトショップで、ディスカウントされているTシャツを発見!
2着買いました。
ギフトショップで買ったTシャツについては、「ナイトサファリでTシャツ買ってみた」に書いています。
ナイトサファリへのアクセス
ナイトサファリは、シンガポール中心部から離れた北部のマンダイエリアにあります。
また、4大動物園の「シンガポール動物園」、「リバーサファリ」、「バードパラダイス」と同じ敷地内です。
シンガポール動物園、リバーワンダー、ナイトサファリへのアクセスは、4ルートあります。
- 【海外旅行初心者】ホテル往復送迎付き入場チケット
- 【旅慣れた人】タクシー
- 【最安】MRT(電車)+最寄駅からシャトルバス
- 【在住者向け】自家用車
シティからのシャトルバス(サファリゲート)←休止中(23年1月時点)
【安心お任せ】日本語ガイドによる送迎付き入場チケット
旅慣れた友人には、タクシーでのアクセスをおすすめしていますが、海外でしかも英語でタクシーに乗るのは不安な方もいますよね
そんな方には、日本語ガイドが送迎付で案内してくれるツアーが安心でオススメ。
集合場所のホテルから専用車に乗るだけなので、何の心配もいりません。
しかも日本語ガイド付なので、移動中も現地も楽しむことに専念できます。
<ナイトサファリ行きはこちら>
⇒ ナイトサファリ日本語ガイド&ホテル送迎付(当日受付可)
<動物園、リバーワンダー行きはこちら>
【旅慣れた人向け】タクシー
旅慣れた人なら、シティからタクシーで行けます。
タクシー料金の目安は下記です。
<タクシー所要時間と料金>
- チャンギ空港から
- 所要時間: 30~40分
- 料金: 片道 29~34ドル(約2,320~2,720円)
- 中心部オーチャードから
- 所要時間: 30~40分
- 料金: 片道 18~25ドル(約1,440~2,000円)
※時間帯、道路状況によって変わるので、参考程度にしてください
【最安】電車(MRT)とシャトルバス
最安のアクセス方法は、電車(MRT)と最寄駅からのシャトルバス「Mandai Khatib Shuttle」を組み合わせるルートです。
でも、時間がかかる上に、MRTからバスに乗り継ぎが必要なので、私は友人に絶対オススメしません。
【休止中】サファリゲート(シティからのシャトルバス)
私のおすすめアクセスはこちら
- 海外に不慣れで不安→日本語ガイドとホテル送迎付ツアー
- 旅慣れた人→タクシー
コロナ制限中のナイトサファリ まとめ
通常時のナイトサファリと異なる点は、
- 日付、入場時間の事前指定が必要
- 週4日(木~日曜)しか営業していない
- 入場時間枠が少ない
- メインのショーやその他イベントが休止または変更になっている
コロナ対策のため、入園者数を絞っているので、トラムに乗りたい方にはこの時期の訪問もオススメです。
<メリット>
- トラムの待ち時間が普段よりも短い
- トラムの前後の座席が空けてあるので、動物を見やすい
<デメリット>
- ショーの収容人数が制限されていて、早い時間の回は、すぐに満員になってしまう
- ⇒ショーを見たい場合は、入場直後に狙ってみる
<ナイトサファリへのアクセス>
- 2021年8月15日時点で、中心部からのシャトルバスは休止中
- タクシー、または、自家用車でのアクセスが無難
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